『億り人が続出してるって……仮想通貨の利回りはどうなってるんだよ。』
この“億り人”という言葉の衝撃を、僕は肌で感じていました。
なぜならビットコインを持っていた僕の資産は、たった1年で数倍になっていたからです。しかもアルトコインは、2017年のたった1年で数十倍〜数百倍になりました。
そもそも投資の世界では、利回りが1〜5%もあれば合格とされています。
まさに異次元です。
しかしご存知の通り、いつまでも右肩上がりの相場は存在しませんでした。
2018年1月、コインチェックの仮想通貨がハッキングされる事件が発生。これをきっかけに、ほとんどの仮想通貨の価格が、最高値から1/3ほどになりました。
『仮想通貨はハイリスク、ハイリターン。』
『仮想通貨はチューリップ・バブル。株式投資と違って、価格に根拠がない。』
『調子にのってる奴ら、終わったな。』
Twitterではこんな批判がされました。あなたもこんな風に思いませんでしたか?
僕自身はたしかにそうだったなと反省しました。
しかしもし、ローリスク・ハイリターンで仮想通貨の投資できる方法があるとすればあなたはどうしますか?
目次
2017年ビットコインの利回りは14倍
まず2017年ビットコインの利回りは、約14倍のリターンです。
・1月1日:1,000USD
・12月31日:14,000USD
※参照元はアメリカの取引所コインベース
2017年もとんでもない値下がり・値上がりがありながらも、結果的にすばらしい成長を記録しています。
もしあなたが貯金10万円を投資していれば、たった1年で140万円になっていました。
では次に他の資産運用の利回りをみていきましょう。
7つの投資手法との利回りを比較
比較する資産運用方法は、具体的には以下の7つです。
・銀行預金
・国債
・投資信託
・不動産投資
・FX
・株式投資
・ロボットアドバイザー
それではみていきましょう。
もしすでにご存知の方は、この段落はとばしてください。
他のアルトコインの利回りを次の見出しで調べているので
1. 銀行預金の利回り
銀行預金の利回りは、0.001〜0.02%です。
・三井住友銀行:0.001%
・楽天銀行:0.02%
※2018年3月時点。
あなたが1,000万円を預金すれば、1年後に楽天銀行なら2,000円、三井住友銀行なら100円の利子を手に入れます。
100円です!
もちろん銀行預金は、元本がへらないので損失リスクがない。また1金融機関当たり1,000万円の元本保証が行われている、といったメリットがあります。
2. 国債の利回り
日本国債の利回りは0.05%です。
・3年固定:0.05%
・5年固定:0.05%
・10年変動:0.05%
※2018年3月時点。
銀行預金の利回りよりは高い。しかしそもそも低い!と僕は思います。
個人向け国債は、3年、5年、10年の契約年数があります。3年と5年は固定金利、10年は変動金利です。
ちなみに国債とは、国が発行する債券。
簡単にいいますと、あなたが国にお金を貸したから、『○年たったら利子をつけて元本も返してね』と請求できる権利です。
デメリットとしては、国家が破綻した場合には、元本が保証されません。
A*国家が破綻することってあるの?*A
B*ギリシャの財政悪化や夕張市の破産などを考えると、まったくないとは言い切れないよ*B
3. 投資信託の利回り
投資信託は、運用のプロに代わりに資産運用を行ってもらうという方法です。運用商品を自分で選択できるため、目標に合わせて利回りとリスクのバランスを調整できます。
投資信託の利回りは、30%を超える物もありますが、平均して15%前後が投資信託の利回りと言えるでしょう。
ただし以下のデメリットがあります。
・元本保証はない
・手数料が高い
リスクと利回りのバランスを調整できるとは言っても、元本保証はされません。市場の状況によっては、元本割れが発生してしまう場合があります。
A*利回りが10%を超えるのは魅力的ね*A
B*利回りは高いけれど、自分で運用するより手数料が高くなってしまうのがデメリットだね*B
4. 不動産投資の利回り
不動産投資の利回りは、4〜7%前後です。
しかし税金・管理費・空室リスクなどを考慮した実質利回りは、おそらく3%前後でしょう。
他の資産運用と比較すると初期投資が大きいため、不動産ローンを組む必要があります。また日本においては、空き家問題、人口減少などの問題もあり初めての方にはリスクが高いと言わざるをえないでしょう。
もちろんローンを低金利で借りれる、自分で管理をすれば高い利回りは見込めるでしょう。しかしそれなりの自己資金がスタート時に必要である、自分で手を動かく必要などがあります。
5. FXの利回り
FXは、価格変動による価格差益に加え、スワップポイントと呼ばれる金利による利益が期待できますが、通貨の種類によって利回りに差が生じやすい運用方法です。
一般的なFXの平均利回りは価格差益にスワップポイントを加えて15%前後と言われていますが、その人の知識や経験などによって、運用成績が左右されるのでリスクが高いと言えるでしょう。
A*知識や経験に左右されるということは自分の技量次第ね*A
B*安定した資産運用かと言われると、不動産投資や投資信託の方が安定しているだろうね*B
6. 株式投資の利回り
株式投資は、FXのように価格変動による価格差益に加え、配当金などの利益が期待できますが、選択した銘柄によって利回りに差が生じやすい運用方法です。
一般的な株式投資の平均利回りは価格差益に配当金などを加えて15%前後と言われていますが、FX同様、その人の知識や経験などによって、運用成績が左右されるので、リスクが高いと言えるでしょう。
A*FXとほとんど一緒ね*A
B*株式投資の方がFXよりも価格変動が大きいから、一瞬の利益は株式投資の方が大きいよ*B
7. ロボットアドバイザーの利回り
まずロボットアドバイザーとは、AI・ロボットが自動で資産運用してくれるサービスです。ハイリスクorローリスクなどの投資スタイルは、最初のいくつかの質問に答えて決定します。
・楽天証券:楽ラップ
・お金のデザイン:THEO(テオ)
・ウェルスナビ:WealthNavi(ウェルスナビ)
上記のいくつかの会社がサービスを提供しています。
利回りですが、平均して3〜10%程度の結果が多いようです。
AIの投資信託の「THEO」は利回り8% pic.twitter.com/mQLUyeHsez
— さきやま (@skiym_aaa) November 7, 2017
トランプ効果もあるのだろうけどtheo利回りテンパー超えてる。すげぇ。
— えんぞう aka enzo (@photoenzo) November 29, 2016
私も運用しているのですが、開始2ヶ月ではマイナス約3%です。
まぁ投資ですからマイナスになることもありますかね。
2017年のアルトコイン10種類の利回り
仮想通貨 | 時価総額 ランキング |
リターン (倍) |
1/1 (USD) |
12/31 (USD) |
---|---|---|---|---|
イーサリアム | 2位 | 72倍 | 10.7 | 774 |
リップル | 3位 | 383倍 | 0.006 | 2.3 |
ライトコイン | 4位 | 53倍 | 4.36 | 230 |
Monero | 5位 | 26倍 | 13.62 | 353 |
Neo | 6位 | 65倍 | 1.24 | 81 |
DASH | 12位 | 91倍 | 11.88 | 1,082 |
BCH | 13位 | 3.3倍 | 767 | 2,537 |
Lisk | 16位 | 155倍 | 0.14 | 21.7 |
ZCASH | 18位 | 12.3倍 | 48.51 | 597 |
NEM | 27位 | 311倍 | 0.0034 | 1.06 |
ファクトム | 34位 | 21.2倍 | 2.85 | 60.4 |
※時価総額は2018年3月6日時点。BCHのみ2017年8月2日時点
※スマホは横スクロールできます
2017年のアルトコインの利回りは上記のようになってります。ご覧にように、とんでもない利回りです。
リップルの利回りは約383倍でアルトコインのなかでもトップクラスの成績ですね。一方BCHはビットコインとハードフォークしたこともあり約3.3倍です。
もしあなたがリップルに1万円投資していれば、2017年の年末に383万円の資産になっています。
仮想通貨は分散・積立投資で投資
ここまで仮想通貨と他の資産運用の利回りをみてきました。
『仮想通貨に投資するしかない!』
『結局、資産運用どうしようかな?』
『仮想通貨はやっぱり怖いな。』
あなたはどんな風に思いましたか?
もし仮想通貨の投資に興味があっても、全ての資産をつっこんではいけません。投資としてリスクが高すぎます。分散させましょう。
オススメしたいのが、分散・積立投資です。リスクを低くし、確実にリターンが得られる投資手法です。
資産運用の手法をいくつかに分散させるだけなので、手間がかかりません。
例えばあなたが将来のため、50万円の資産を運用したとしましょう。
・株式:15万円
・仮想通貨:10万円
・ロボアドバイザー:10万円
・国債:15万円
上記のように分散させるんです。
仮想通貨が2017年まではいかず数倍の利回りになれば、成功です。
2018年にオススメの仮想通貨
『実際にどの仮想通貨がいいのか?』
どの仮想通貨に投資をするべきかわからに人のためにオススメの銘柄を紹介します。
①ビットコイン
②イーサリアム
③リップル
④ライトコイン
⑤Lisk
上記の5つです。
選んだ基準は、ローリスク・ローリターン。開発がしっかりと進行していて、利用価値が高いものです。
認知度が低い仮想通貨への投資は、ハイリスク・ハイリターンです。本当に有望かどうかを見極めるのはかなり困難です。
そのためオススメはできません。(もちろん有望な仮想通貨もあります)
金融機関も仮想通貨に投資
『でもやっぱり、仮想通貨ってよくわからんから怖い』
まだ思っている方もいるでしょう。でも少し考えてみてください。
なぜ世界中のエリート、エンジニア、国家がこれほどまで仮想通貨について関心をもち、投資をしているのか。
詳細は省略しますが、それほどのインパクト・価値があるからです。
アメリカ大手銀行のモルガン・スタンレーは、仮想通貨が銀行の脅威になると述べています。
ロシアは国家として投資をスタート。日本も適切な規制・成長施策を実施し、世界をリードしようとしています。
「インターネット以来の革命だ」
仮想通貨に使われているブロックチェーンの技術をこう評価する人がいます。
考えてみてください。
インターネットやスマートフォンがない世界を。180度ちがうと思いませんか。
そのような革命がこれから起ころうとしているんです。
仮想通貨の利回りに期待しよう
まずは資産のほんの一部でも仮想通貨に投資してみましょう。
500円でもいいんです。気軽にスタートして、仮想通貨への投資を実感してみてください。
始め方は簡単です。申込みをして、はがきが送られてくるので、受け取れば完了です。
1年後に、仮想通貨の運用利回りがいくらになるのかを楽しみにしてくださいね。