子どもから大人まで楽しめるゲーム。近年ではNintendo SwitchやPlayStation5の発売などもあり、何かと盛り上がっていますよね。
なかでもここ最近は新型コロナウイルスによる巣ごもり需要で、業界の業績もアップ。投資家にとってもゲーム関連がアツくなっています。
そこで今回は、そんな話題のゲーム関連銘柄をご紹介。ソーシャルゲームを除き、今注目の関連銘柄をピックアップして解説していきます。
目次
注目度大!ゲーム関連銘柄10選
それではここから実際に、ゲーム関連銘柄をご紹介。今回はスマホゲームなどのソーシャルゲームは除き、家庭用ゲーム機やゲームソフトなどの関連銘柄を10個ピックアップしてみました。
それぞれ業績や事業内容など詳しくご紹介しているので、さっそく見ていきましょう!
1. 任天堂株式会社(7974)
- 東証1部
- 時価総額7.43兆円
- 2020年3月期売上高1兆3085億1900万円
- 2020年3月期営業利益3523億7000万円
- PER(予)18.6倍/PBR4.3倍
ゲーム関連銘柄を語るうえで今一番欠かせないのが、こちらの「任天堂株式会社」。大人気ゲーム機のNintendo Switchを手掛ける企業です。
しかもこのNintendo Switch、なんと世界の累計販売台数が7987万台にもなるというから驚き!実際に一時は品薄になり、入手が難しかったほどなんですよ。
さらにはゲームソフトのあつまれどうぶつの森やゼルダの伝説、スーパーマリオシリーズのほか、ゲーム機本体のニンテンドー3DSも大人気商品となっています。
過去一か月の直近高値では2021年1月18日が66,660、同じく直近安値では2021年1月29日が60,300となっています(2021年2月8日現在)。
2. 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)
- 東証1部
- 時価総額7,496億円
- 2020年3月期売上高2605億2700万円
- 2020年3月期営業利益327億5900万円
- PER(予)31.2倍/PBR3.2倍
ゲーム分野はもちろんのこと、出版事業やアミューズメント施設の運営なども手掛ける「株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス」。株式会社スクウェアと株式会社エニックスが合併してできた企業です。
そんな同社だけど、ゲーム関連ではあのファイナルファンタジーシリーズやキングダムハーツシリーズ、ドラゴンクエストシリーズなどを手掛けることで有名。
なかでもファイナルファンタジーシリーズは、世界累計出荷数が1億万本をゆうに超える人気タイトル。日本国内のみならず、世界中から愛されているんですよ。
過去一か月の直近高値では2021年2月5日が6,720、同じく直近安値では2021年1月12日が5,770となっています(2021年2月8日現在)。
3. 日本ファルコム株式会社(3723)
- マザーズ
- 時価総額158億円
- 2020年9月期売上高24億9600万円
- 2020年9月期営業利益13億4900万円
- PER(予)18.4倍/PBR2.3倍
ゲームソフトの開発などを手掛ける「日本ファルコム株式会社」。ほかにサウンドトラックなどの音楽コンテンツやゲームをモチーフにしたオリジナルグッズなども手掛けています。
とくに要となるゲームソフトでは、英雄伝説シリーズやイースシリーズが有名。どちらも歴史あるシリーズで、たとえばイースシリーズの第1作目は1987年に発売されているんですよ!
実際にPlayStation®Awards2018では、英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-がユーザーズチョイス賞を獲得するなど、ファンから親しまれ続けています。
過去一か月の直近高値では2021年2月3日が1,568、同じく直近安値では2021年1月8日が1,363となっています(2021年2月8日現在)。
4. 株式会社コーエーテクモホールディングス(3635)
- 東証1部
- 時価総額7,659億円
- 2020年3月期売上高426億4500万円
- 2020年3月期営業利益141億200万円
- PER(予)30.6倍/PBR4.9倍
エンタテインメント事業・アミューズメント事業・不動産事業の3つの柱からなる「株式会社コーエーテクモホールディングス」。
なかでも今回注目したいのはエンタテインメント事業で、複数のブランドを展開しそれぞれ人気のゲームをリリースしているんですよ。
たとえばω-Forceブランドでは真・三國無双や討鬼伝といったシリーズを、ガストブランドではライザのアトリエでおなじみのアトリエシリーズなどを展開しています。
過去一か月の直近高値では2021年1月27日が6,520、同じく直近安値では2021年1月20日が5,800となっています(2021年2月8日現在)。
5. 株式会社トーセ(4728)
- 東証1部
- 時価総額61億円
- 2020年8月期売上高56億3500万円
- 2020年8月期営業利益3億6500万円
- PER(予)37.6倍/PBR1.0倍
名だたる企業ばかりのゲーム関連銘柄だけど、こちらの「株式会社トーセ」もまた有力。ちょっと聞きなれない企業なものの、家庭用ゲームソフトの開発などを手掛けている企業です。
その実績たるや業界最大手ともいわれ、約1000本もの開発実績を誇っているんだとか!
またほかにも、アミューズメント施設などで使用されるゲーム機向けの業務用ゲームソフトの開発も展開。まさにゲーム業界の縁の下の力持ちなんですよ。
過去一か月の直近高値では2021年1月8日が834、同じく直近安値では2021年1月12日と25日が795となっています(2021年2月8日現在)。
6. 株式会社カプコン(9697)
- 東証1部
- 時価総額7,046億円
- 2020年3月期売上高815億9100万円
- 2020年3月期営業利益228億2700万円
- PER(予)33.6倍/PBR6.3倍
アミューズメント施設や施設内に設置されるメダルゲームなどのゲーム機器など、ゲーム関連で幅広く活躍する「株式会社カプコン」。
なかでもやっぱり有名なのがゲームソフトで、あのモンスターハンターやバイオハザード、逆転裁判にストリートファイター、戦国BASARAなどなど人気シリーズを展開しています。
どれもゲーム好きならずとも誰もが知ってるタイトルばかりね!ジャンルを問わずたくさんのゲームを展開しているだけあって、世代を問わず愛され続けている企業です。
過去一か月の直近高値では2021年1月27日が7,310、同じく直近安値では2021年1月12日が6,470となっています(2021年2月8日現在)。
7. 株式会社マーベラス(7844)
- 東証1部
- 時価総額515億円
- 2020年3月期売上高253億6500万円
- 2020年3月期営業利益24億4900万円
- PER(予)21.0倍/PBR2.0倍
ゲームソフトやオンラインゲームの開発はもちろん、アニメーションの制作から2.5次元ミュージカルまで手掛けている「株式会社マーベラス」。
なかでもゲームソフトの開発では、メディアでも紹介されとっても話題のタイトル・天穂のサクナヒメを展開。売り切れが続出するほど大ヒットしたほか、農林水産省が運営するWebサイトのやっぱりごはんでしょ!からインタビューも受けているんですよ。
またほかにも牧場物語などの人気ゲームを展開しているほか、受託開発でも多くの実績を誇っています。
過去一か月の直近高値では2021年1月25日が1,007、同じく直近安値では2021年2月3日が840となっています(2021年2月8日現在)。
8. 株式会社日本一ソフトウェア3851
- ジャスダック
- 時価総額63億円
- 2020年3月期売上高33億3100万円
- 2020年3月期営業利益4億6000万円
- PBR1.7倍
PlayStationやNintendo Switchといったハード向けのゲームからスマートフォン向けのゲームまで幅広く展開する「株式会社日本一ソフトウェア」。
そんな同社だけど、2012年には最も多くのシミュレーションRPGを発売した会社としてギネス世界記録に認定されたと発表!しかも実際は、2008年に認定されていたというから驚きです。
それだけに実績も豊富で、魔界戦記などのシリーズで有名なほか、夜道探索アクションゲームの夜廻や、続編となる深夜廻も近年話題。たとえばNintendo Switch向けが27本、PlayStation4向けが33本と、これだけでも多くのタイトルを送り出しているんですよ。
過去一か月の直近高値では2021年1月27日が1,396、同じく直近安値では2021年2月2日が1,145となっています(2021年2月8日現在)。
9. セガサミーホールディングス株式会社(6460)
- 東証1部
- 時価総額4,051億円
- 2020年3月期売上高3665億9400万円
- 2020年3月期営業利益276億4300万円
- PBR1.5倍
ゲーム関連でおなじみのセガグループとパチンコなどの遊戯機で活躍するサミーを率いる「セガサミーホールディングス株式会社」。ほかにもリゾート事業なども展開し、幅広い分野で活躍している企業です。
そんな同社だけど、今回は傘下の株式会社セガグループに注目。なかでもゲームの開発などを手掛ける株式会社セガでは、ぷよぷよや龍が如くも展開しているんですよ!
またペルソナや真・女神転生といった人気タイトルでおなじみの株式会社アトラスも名を連ね、ゲーム関連銘柄として注目度が高くなっています。
過去一か月の直近高値では2021年2月5日が1,740、同じく直近安値では2021年1月12日が1,562となっています(2021年2月8日現在)。
10. ソニー株式会社(6758)
- 東証1部
- 時価総額12.91兆円
- 2020年3月期売上高8兆2598億8500万円
- 2020年3月期営業利益8454億5900万円
- PER(予)16.1倍/PBR2.6倍
カメラやウォークマンなど、私たちの身近な製品を多く手掛けている「ソニー株式会社」。そしてみなさんご存じの通り、ゲーム関連銘柄としても大活躍の企業です。
というのも同社では、あの人気ゲーム機PlayStationを展開。PlayStation VRやその他PlayStation Cameraなどの周辺機器も手掛けているんですよ。
また最近では、最新機であるPlayStation5も発売。購入が困難になるほど高い人気を誇っています。
過去一か月の直近高値では2021年2月5日が12,545、同じく直近安値では2021年1月28日が9,915となっています(2021年2月8日現在)。
ゲーム銘柄はこれからもアツい!
今回は今注目度が高くなっているゲーム銘柄についてご紹介してきました。
根強い人気のNintendo Switchや発売されたばかりのPlayStation5、各種ゲームタイトルなどなど、どれも有名なものばかりでしたよね。
まだまだ終息の見えない新型コロナウイルスの影響も相まって、今後もゲーム銘柄が活躍する予感!ぜひみなさんもこの機会にチェックして、投資の参考にしてください。