東京2020で熱狂したオリンピックですが、忘れちゃいけないのが冬季です!2022年に北京での冬季五輪が開催されるとあって、今から楽しみにしてる人も多いんじゃないでしょうか。
スキーにスノーボード、スピードスケートやカーリングなど、さまざまなウィンタースポーツが目白押しで、夏季に負けず劣らず盛り上がりますよね。
そこで今回は、そんな冬季五輪の注目株を一足先にご紹介。それぞれ詳しく解説していきますよ!
目次
冬季五輪で注目の株7選!
それではここから順に、冬季五輪で注目の株をご紹介していきます。今回は全7銘柄をピックアップし、基本の業績から冬季五輪で注目の理由までそれぞれ解説していきます。
1. 株式会社アシックス(7936)
- 東証1部
- 時価総額4,334億円
- 2020年12月期売上高3287憶8400万円
- 2020年12月期営業利益-39億5300万円
- PER(予)173.4倍/PBR3.0倍
スポーツ用品で有名な「株式会社アシックス」ですが、もちろん冬季五輪でも要チェック。というのもアシックスはすでに何度も公式ウェアの担当を経験した実績があるんです!
前回の平昌五輪で日本代表選手のオフィシャルスポーツウェアを担当したほか、2014年ソチ五輪でもTシャツやシューズを提供。
さらには2020東京五輪でも、オフィシャルスポーツウエアのほか、表彰台で着用するポディウムジャケットまで担当しているんですよ!
次回の冬季五輪については現在未定のようですが、実績のあるアシックスだからこそ期待値は高め。五輪の公式ウェアといえばそれだけで知名度抜群なので、もし担当することになればより注目度がさらに上がるでしょう。
過去一か月の直近高値では2021年8月16日が2,861、同じく直近安値では2021年8月17日が2,346となっています(2021年8月26日現在)。
2. 美津濃株式会社(8022)
- 東証1部
- 時価総額658億円
- 2021年3月期売上高1504憶1900万円
- 2021年3月期営業利益38億600万円
- PER(予)13.2倍/PBR0.6倍
ミズノの名前でなじみ深く、スポーツ用品メーカーとして名をはせる「美津濃株式会社」。こちらもまた2014年ソチ五輪でオフィシャルスポーツウェアを担当し、バックパックなどを手がけました。
そんな同社だけど、注目ポイントがもうひとつ。多くの選手が同社のウェアを着用しているんですよ。
たとえばスピードスケートでは1988年カルガリー五輪から、日本代表選手のスーツを担当。記憶に新しい2018年平昌五輪でも、公益財団法人日本スケート連盟とともにスーツを共同開発しています。
またスキージャンプで有名な高梨沙良選手もミズノの競技用スーツを利用。2022年の北京五輪でも採用される可能性は高く、競技とともに注目を浴びそうですね。
過去一か月の直近高値では2021年8月10日が2,839、同じく直近安値では2021年8月5日が2,460となっています(2021年8月26日現在)。
3. 株式会社デサント(8114)
- 東証1部
- 時価総額2,445億円
- 2021年3月期売上高968憶6200万円
- 2021年3月期営業利益-18億600万円
- PER(予)48.9倍/PBR3.1倍
スポーツウェアメーカーである「株式会社デサント」。これまでご紹介したミズノやアシックスと同じく、数々の公式ウェアを手掛けている企業です。
たとえば2010年バンクーバー五輪では、同社の開発した製品がカナダのスピードスケートチームをはじめとした複数のチームで採用。
また2014年のソチ五輪でオフィシャルスポーツウェアの多くを手掛けたほか、2020東京五輪でもフェンシングで初の国産ユニホームを担当しているんですよ。
このことから2022年北京五輪でもなんらかの担当を行う可能性は高く、関連銘柄として要チェックでしょう。
過去一か月の直近高値では2021年8月11日が3,550、同じく直近安値では2021年7月29日が2,915となっています(2021年8月26日現在)。
4. 株式会社コラントッテ(7792)
- マザーズ
- 時価総額81億円
- PER(予)19.8倍/PBR6.4倍
2021年7月に上場したばかりの「株式会社コラントッテ」。ちょっと変わった名前だけど、家庭用永久磁石磁気治療器であるColantotteシリーズを展開している企業です。
そんな同社がなぜ注目かというと、このColantotteシリーズ、多くのプロアスリートが利用してるから!
有名どころでいうと、フィギュアスケートの宇野昌磨選手や卓球の伊藤美誠選手など。胸元にキラリと光る同社のネックレスを見たことがある人も多いんじゃないでしょうか。
選手が活躍すると身につけているアイテムも話題になるので、北京五輪でも期待できそうです。
過去一か月の直近高値では2021年7月27日が1,776、同じく直近安値では2021年8月23日が972となっています(2021年8月26日現在)。
5.株式会社アルペン(3028)
- 東証1部
- 時価総額1,387億円
- 2021年6月期売上高2332憶1500万円
- 2021年6月期営業利益150億8800万円
- PER(予)12.0倍/PBR1.3倍
スポーツ用品販売チェーンであり、スポーツ用品メーカーとしても活躍する「株式会社アルペン」。スポーツデポやゴルフ5などで有名な企業ですよね。
そんな同社ですが、実はモーグル用のスキー板でも有名で、米国発祥のHeart(ハート)というブランドを手掛けているんですよ!
今までに多くの選手が使用していたブランドであることから、知名度は抜群!2022年の北京五輪でモーグル競技が活躍すれば、より話題になりそうです。
過去一か月の直近高値では2021年8月13日が3,865、同じく直近安値では2021年8月5日が2,985となっています(2021年8月26日現在)。
6. 株式会社AOKIホールディングス(8214)
- 東証1部
- 時価総額521億円
- 2021年3月期売上高1431憶6900万円
- 2021年3月期営業利益-57億9300万円
- PER(予)40.1倍/PBR0.4倍
青山やコナカと並び、紳士服業界で大手の「株式会社AOKIホールディングス」。スーツやフォーマルウェアなどで有名な企業ですよね。
一見すると無関係なように感じますが、実は五輪でも注目銘柄!というのも2018年平昌五輪で選手団が式典などに着用するフォーマルスーツを手掛けているんですよ!
また多くの感動を生んだ2020年東京五輪でも、同じくAOKIが担当。
選手団のフォーマルスーツといえば、渡航中や開閉会式などでなにかと話題になりますから、今後北京五輪での担当になることがあれば銘柄の注目度も上がるでしょう。
過去一か月の直近高値では2021年7月27日が680、同じく直近安値では2021年8月20日が598となっています(2021年8月26日現在)。
7. 日本スキー場開発株式会社(6040)
- マザーズ
- 時価総額94億円
- 2020年7月期売上高60憶6300万円
- 2020年7月期営業利益3億1700万円
- PBR1.8倍
その名の通りスキー場の運営などを手掛ける「日本スキー場開発株式会社」。首都圏からほど近い川場スキー場や、山岳リゾートのHAKUBA VALLEY 白馬八方尾根スキー場など複数手掛けています。
そんな同社ですが、関連銘柄としての注目ポイントは2つ!1つ目はアスリート支援を行っていること、2つ目はスキー場自体の利用客増加です。
なかでも2つ目は要チェック。2018年の平昌五輪で男子モーグル銅メダルを獲得した原大智選手が同社の川場スキー場を練習場にしていた実績があるほか、五輪特需によって利用客の増加が期待されているんですよ。
過去一か月の直近高値では2021年7月26日が712、同じく直近安値では2021年8月4日が601となっています(2021年8月26日現在)。
冬季五輪も注目株がいっぱい!
今回は、来年に迫った冬季五輪の注目株についてご紹介してきました。
まだまだ未定な部分はあるものの、今までの実績からも期待値は高め。開催へ近づくにつれ、話題性も高まってくることでしょう。
今からでもまだまだ間に合うので、ぜひこの機会に最新の動向をチェックしてみてくださいね。