企業の合併や買収などを指すM&A。もともと昨今増えていたこのM&Aですが、実は新型コロナウィルスの影響で、ここ最近さらに増えてきているんだとか。
それだけにM&Aに欠かせないM&A仲介企業も注目度アップ。投資家の間でも人気が高まっているんですよ。
そこでこの記事では、上場企業の中からM&A仲介企業をご紹介。業績からM&A仲介企業としての強みなど、詳しく解説していきますよ!
目次
上場しているM&A仲介企業5選
それではここから、実際に上場しているM&A仲介企業をご紹介。どれも実績や独自の強みを持っている有名企業ばかりなので、さっそく見ていきましょう。
1. 株式会社日本M&Aセンター(2127)
- 東証1部
- 時価総額1.15兆円
- 2020年3月期売上高320憶900万円
- 2020年3月期営業利益142億4700万円
- PER(予)109.5倍/PBR27.0倍
中小企業を中心として支援している「株式会社日本M&Aセンター」。複数あるM&A仲介企業の中でも、名の知れた企業のひとつですね。
そんな同社ですが、今までの成約実績は6,000件超という実力派。さらには公認会計士や税理士が立ち上げた企業だけあって、1700件もの事務所と連携しているんですよ。
またほかにもハイブリッド型のBatonzも展開。これは手厚いサポートが魅力のM&A総合支援サービスで、こちらもまた国内最大級として高い実績を誇っています。
過去一か月の直近高値では2021年1月5日が7,040、同じく直近安値では2020年12月10日が6,470となっています(2021年1月6日現在)。
2. ブティックス株式会社(9272)
- マザーズ
- 時価総額61億円
- 2020年3月期売上高13憶5800万円
- 2020年3月期営業利益1億8700万円
- PER(予)99.9倍/PBR9.0倍
「ブティックス株式会社」はM&A仲介はもちろん、介護業界に向けたCareTEXっていう商談型展示会などを開催している企業です。
なかでもM&A仲介では、医療や介護業界へ強いのがポイント。上記の商談型展示会などで培った経験を活かし、多くの企業を成功へと導いてきました。
実際介護業界においては、M&Aの実績が業界NO1!さらには業界に特化していることから、成約までの期間も短縮が可能で、スピーディなM&Aが叶います。
過去一か月の直近高値では2020年12月7日が2,555、同じく直近安値では2020年12月11日と18日が2,150となっています(2021年1月6日現在)。
3. 株式会社ストライク(6196)
- 東証1部
- 時価総額969億円
- 2020年8月期売上高69憶1600万円
- 2020年8月期営業利益29億8100万円
- PER(予)46.8倍/PBR14.2倍
公認会計士がメインとなって立ち上げたという「株式会社ストライク」。東京本社をはじめ札幌や大阪など全国 7か所にオフィスを構え、地域を問わずカバーしています。
そんな同社ですが、インターネットを活用したM&Aにも強みで、M&A市場のSMARTを展開。これは買収情報などを掲載し相手方を探せるサイトで、マッチングできるんですよ。
しかもこういったM&Aのマッチングサイトでは日本初というから驚き。数ある中でも老舗として信頼のあるサービスといえるでしょう。
過去一か月の直近高値では2020年12月7日が6,330、同じく直近安値では2020年12月29日が4,655となっています(2021年1月6日現在)。
4. 株式会社オンデック(7360)
- バフェットコード無し
2005年に設立されて以来、中小企業に向けたM&A支援に力を注いできた「株式会社オンデック」。製造や旅館、IT業界など、業界にとらわれることなく幅広く支援しています。
なかでも注目したいのが報酬体系で、他社と比べて低コストなのが魅力。一律金額ではなく、企業の規模などによって柔軟に変化するんだとか。
また長年培ってきた実績から提携機関も豊富。関連している企業や団体は20,000を超え、より確実なマッチングを叶えてくれるんですよ。
過去一か月の直近高値では2021年1月5日が7,180、同じく直近安値では2020年12月30日が4,330となっています(2021年1月6日現在)。
5. M&Aキャピタルパートナーズ株式会社(6080)
- 東証1部
- 時価総額1,863億円
- 2020年9月期売上高118憶7100万円
- 2020年9月期営業利益50億5100万円
- PER(予)44.6倍/PBR9.1倍
「エムアンドエ~♪」のテレビCMでおなじみの「M&Aキャピタルパートナーズ株式会社」。こちらも名の知れたM&A仲介企業のひとつですね。
そんな同社ですが、なんといってもポイントは着手金無料なところ。相手先とのM&A基本合意がされるまで無料で行ってくれるんですよ!
もちろん着手金無料だからといってサービスに見劣り無し。調剤薬局業界のM&AではNO1の成約実績を持つほか、業種を問わず支持されています。
過去一か月の直近高値では2020年12月11日が6,540、同じく直近安値では2020年12月29日が5,640となっています(2021年1月6日現在)。
今後もM&A仲介企業に注目大!
今回はM&A仲介企業のなかでも上場している5つの企業についてご紹介してきました。
私たちの生活ではあまりなじみのない企業ではあるものの、今後も注目大!後継者問題や新型コロナウィルスの影響など、これからより一層活躍していくことでしょう。
ぜひみなさんもこの機会にM&A仲介企業をチェックしてみてくださいね。