覚えておきたい!東証1部で親子上場してる有名銘柄7選

親会社と子会社が一緒に上場している親子上場。実はたくさんの企業が親子上場してるって知ってましたか?

そこで今回は、そんな親子上場の銘柄をピックアップ。東証1部上場の有名企業に厳選し、7つご紹介していきます。

親会社と子会社それぞれ詳しく解説していくので、さっそく見ていきましょう!

親子上場銘柄1:伊藤忠商事株式会社(8001)

  • 東証1部
  • 時価総額5.06兆円
  • 2021年3月期売上高10兆3626憶2800万円
  • PER(予)9.2倍/PBR1.4倍

誰もが知ってる総合商社である「伊藤忠商事株式会社」。1858年創業、1949年設立という、長い歴史を持つ企業ですね。

そんな同社ではプリマハムなどの食料カンパニーから繊維カンパニー、情報・金融カンパニーなど多くのグループ企業を展開

グループ全体を通すことで、資源の開発から小売りまでトータルで賄えるのが特徴なんですよ。

過去一か月の直近高値では2021年8月12日が3,434、同じく直近安値では2021年7月20日が3,178となっています(2021年8月16日現在)。

伊藤忠エネクス株式会社(8133)

  • 東証1部
  • 時価総額1,123億円
  • 2021年3月期売上高7390憶6700万円
  • 2021年3月期営業利益193億4600万円
  • PER(予)9.0倍/PBR0.8倍

グループの中でもエネルギー・化学品カンパニーに属している「伊藤忠エネクス株式会社」。

LPガスや石油製品の販売などを手掛けるほか、発電からカースタレンタカーなども展開しています

過去一か月の直近高値では2021年7月26日が1,035、同じく直近安値では2021年8月16日が975となっています(2021年8月16日現在)。

伊藤忠食品株式会社(2692)

  • 東証1部
  • 時価総額660億円
  • 2021年3月期売上高6567憶4300万円
  • 2021年3月期営業利益50億2300万円
  • PER(予)16.1倍/PBR0.7倍

その名の通り、食料カンパニーに属している「伊藤忠食品株式会社」。酒類および食料品の卸売りを行う企業ですね

その取引数も膨大で、約4000ものメーカーと取引しているんですよ。

過去一か月の直近高値では2021年7月28日が5,380、同じく直近安値では2021年8月5日と16日が5,140となっています(2021年8月16日現在)。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(4739)

  • 東証1部
  • 時価総額7,648億円
  • 2021年3月期売上高4798憶7800万円
  • 2021年3月期営業利益436億2500万円
  • PER(予)23.2倍/PBR3.0倍

情報・金融カンパニーに属している「伊藤忠テクノソリューションズ株式会社」。通称CTCとも呼ばれている企業です。

IT分野で活躍している企業であり、システムの構築や保守など幅広く展開。多くの企業で利用されているんですよ。

過去一か月の直近高値では2021年8月3日が3,630、同じく直近安値では2021年8月13日が3,255となっています(2021年8月16日現在)。

コネクシオ株式会社(9422)

  • 東証1部
  • 時価総額693億円
  • 2021年3月期売上高1887憶9500万円
  • 2021年3月期営業利益106億7600万円
  • PER(予)10.5倍/PBR1.4倍

こちらも同じくグループ内で情報・金融カンパニーに属している「コネクシオ株式会社」。

携帯電話の卸売や販売支援などを手掛けているほか、よく見かける保険ショップのほけんの窓口も運営しているんですよ

過去一か月の直近高値では2021年8月2日が1,678、同じく直近安値では2021年8月11日が1,493となっています(2021年8月16日現在)。

タキロンシーアイ株式会社(4215)

  • 東証1部
  • 時価総額604億円
  • 2021年3月期売上高1344憶7000万円
  • 2021年3月期営業利益85億1100万円
  • PER(予)11.0倍/PBR0.7倍

エネルギー・化学品カンパニーに属し活躍している「タキロンシーアイ株式会社」。建築資材事業・環境資材事業・高機能材事業・機能フィルム事業などを展開しています

具体的には床材や雨どい、専用接着剤などなど、それぞれの分野で多くの製品を提供しているんですよ。

過去一か月の直近高値では2021年8月4日が631、同じく直近安値では2021年7月20日が579となっています(2021年8月16日現在)。

プリマハム株式会社(2281)

  • 東証1部
  • 時価総額1,484億円
  • 2021年3月期売上高4335憶7200万円
  • 2021年3月期営業利益214億7500万円
  • PER(予)14.1倍/PBR1.4倍

食料カンパニーに属している「プリマハム株式会社」。食肉加工品の製造・販売などを手掛ける企業であり、ハムやウインナーなどで有名ですよね

大人気のウインナー香薫®あらびきポークから、調理済み商品のハンバーグや冷凍食品などを手掛け、私たちにとっても身近な企業となっています。

過去一か月の直近高値では2021年7月26日が3,100、同じく直近安値では2021年8月11日が2,900となっています(2021年8月16日現在)。

親子上場銘柄2:兼松株式会社(8020)

引用元:兼松株式会社

  • 東証1部
  • 時価総額1,221億円
  • 2021年3月期売上高6491憶4200万円
  • 2021年3月期営業利益236億3500万円
  • PER(予)8.1倍/PBR0.8倍

上の伊藤忠商事と同じく、総合商社である「兼松株式会社」。こちらもまた1889年創業の老舗ですね。

そんな同社では電子・デバイス、食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空の4本柱で展開

それぞれグループ企業を抱え、各分野ごとに活躍しているんですよ。

過去一か月の直近高値では2021年8月3日が1,564、同じく直近安値では2021年8月16日が1,413となっています(2021年8月16日現在)。

兼松エレクトロニクス株式会社(8096)

  • 東証1部
  • 時価総額1,034億円
  • 2021年3月期売上高655憶4200万円
  • 2021年3月期営業利益108億7000万円
  • PER(予)13.4倍/PBR1.9倍

グループ内でも電子・デバイスの分野で活躍している「兼松エレクトロニクス株式会社」。

IT関連に強い企業であり、構築から保守まで手掛けるKELマネージドサービスや、DX推進ソリューションなど幅広く展開しています

過去一か月の直近高値では2021年7月26日が3,690、同じく直近安値では2021年8月11日が3,555となっています(2021年8月16日現在)。

兼松サステック株式会社(7961)

  • 東証1部
  • 時価総額75億円
  • 2021年3月期売上高117憶500万円
  • 2021年3月期営業利益7億800万円
  • PER(予)9.7倍/PBR0.9倍

同じく電子・デバイスの分野に属している「兼松サステック株式会社」。とはいえこちらは住宅資材などに強い企業ですね。

ジオテック事業、木材・住建事業、CCTVシステム事業部を中心に展開しています

過去一か月の直近高値では2021年7月29日が1,849、同じく直近安値では2021年7月30日が1,720となっています(2021年8月16日現在)。

親子上場銘柄3:大日本印刷株式会社(7912)

  • 東証1部
  • 時価総額7,000億円
  • 2021年3月期売上高1兆3354憶3900万円
  • 2021年3月期営業利益495億2900万円
  • PER(予)13.2倍/PBR0.7倍

DNPでおなじみの「大日本印刷株式会社」。1876年創業、1894年設立の老舗企業です。

企業名通り印刷事業をメインとしている企業ですが、その活動はさまざま。同じ印刷事業でも、情報コミュニケーション、生活・産業、エレクトロニクスの3部門で展開しているんですよ

またほかに飲料事業も手掛けるなど、グループ全体で活躍の幅を広げています。

過去一か月の直近高値では2021年8月4日が2,646、同じく直近安値では2021年7月20日が2,419となっています(2021年8月16日現在)。

株式会社インテリジェント ウェイブ(4847)

  • 東証1部
  • 時価総額160億円
  • 2021年6月期売上高111憶8700万円
  • 2021年6月期営業利益11億3000万円
  • PER(予)17.0倍/PBR2.1倍

グループ内において、印刷事業の情報コミュニケーション部門に分類される「株式会社インテリジェント ウェイブ」。

クレジットカード関連事業・証券業界向け事業・情報セキュリティ対策事業などを展開している企業です

具体的にはACEPlusというクレジットカードの不正使用を検知するシステムなど、さまざまなサービスを提供しているんですよ。

過去一か月の直近高値では2021年8月5日が660、同じく直近安値では2021年7月28日が581となっています(2021年8月16日現在)。

親子上場銘柄4:トヨタ自動車株式会社(7203)

  • 東証1部
  • 時価総額27.84兆円
  • 2021年3月期売上高27兆2145憶9400万円
  • 2021年3月期営業利益2兆1977億4800万円
  • PER(予)12.1倍/PBR1.2倍

日本を代表する大企業であり、自動車メーカーの「トヨタ自動車株式会社」。

近年では環境に配慮した車で話題で、燃料電池自動車ことFCVのMIRAIや、ハイブリッド自動車ことHEVの新型アクアなどにも力を注いでいます

また自動車事業以外に、金融事業やマリン事業、住宅事業なども展開しているんですよ。

過去一か月の直近高値では2021年8月4日が10,145、同じく直近安値では2021年7月20日が9,596となっています(2021年8月16日現在)。

日野自動車株式会社(7205)

  • 東証1部
  • 時価総額5,470億円
  • 2021年3月期売上高1兆4984憶4200万円
  • 2021年3月期営業利益122億5000万円
  • PER(予)49.7倍/PBR1.0倍

「日野自動車株式会社」は、トラックやバスなどでおなじみの企業。HINOと書かれたマークを見たことがある人も多いんじゃないでしょうか。

小型から大型までのトラックをはじめ、観光バスから路線バスまで展開しています

過去一か月の直近高値では2021年7月30日が977、同じく直近安値では2021年7月20日が876となっています(2021年8月16日現在)。

親子上場銘柄5:日本水産株式会社(1332)

  • 東証1部
  • 時価総額1,814億円
  • 2021年3月期売上高6564憶9100万円
  • 2021年3月期営業利益180億7900万円
  • PER(予)12.1倍/PBR1.0倍

ニッスイでおなじみの「日本水産株式会社」。日本を代表する水産食品会社ですね。

子供から大人まで幅広く愛されるフィッシュソーセージや定番の冷凍食品、ちくわなどの練り製品に缶詰などなど

人気の高い製品を数多く展開しており、私たちにとっても身近な企業といえるでしょう。

過去一か月の直近高値では2021年8月4日が617、同じく直近安値では2021年7月20日が539となっています(2021年8月16日現在)。

日水製薬株式会社(4550)

  • 東証1部
  • 時価総額225億円
  • 2021年3月期売上高123憶8400万円
  • 2021年3月期営業利益7億9300万円
  • PER(予)34.1倍/PBR0.7倍

ニッスイグループのなかでも、医薬品の製造や販売を手掛けている「日水製薬株式会社」。

臨床診断薬・産業検査薬・海外事業を展開しており、なかでも臨床診断薬分野での細菌検査では、業界をけん引する存在とされています

過去一か月の直近高値では2021年7月29日と30日が1,030、同じく直近安値では2021年7月20日が976となっています(2021年8月16日現在)。

親子上場銘柄6:株式会社日立製作所(6501)

  • 東証1部
  • 時価総額6.1兆円
  • 2021年3月期売上高8兆7291憶9600万円
  • PER(予)11.1倍/PBR1.7倍

日立グループでおなじみの「株式会社日立製作所」。日本を代表する総合電機メーカーであり、知らない人はいないほど有名な企業ですよね。

それだけに数えきれないほどのグループ企業を抱えており、全体を通して多種多様な分野で活躍しています。

たとえば発電システムなどをはじめとするエネルギー分野や、IoTやAIなどのIT分野などなど。導入実績も豊富で、高い信頼を誇っています。

過去一か月の直近高値では2021年7月16日が6,585、同じく直近安値では2021年8月5日と10日が6,005となっています(2021年8月16日現在)。

日立金属株式会社(5486)

  • 東証1部
  • 時価総額9,098億円
  • 2021年3月期売上高7616憶1500万円
  • 2021年3月期営業利益-492億1300万円
  • PER(予)75.8倍/PBR1.8倍

日立グループの中でも鉄鋼メーカーとして活躍し、“高機能材料メーカー”を目指しているという「日立金属株式会社」。

自動車関連・産業インフラ関連・エレクトロニクス関連の分野をメインとして、工具鋼や電子材、電線、自動車部品などたくさんの製品を展開しています

過去一か月の直近高値では2021年7月29日が2,148、同じく直近安値では2021年8月16日が2,124となっています(2021年8月16日現在)。

日立建機株式会社(6305)

  • 東証1部
  • 時価総額6,677億円
  • 2021年3月期売上高8133憶3100万円
  • 2021年3月期営業利益282億3500万円
  • PER(予)20.7倍/PBR1.3倍

こちらは日立グループの中でも建設機械メーカーとして活躍している「日立建機株式会社」。業界でも代表的な企業のひとつです。

ショベルやホイールローダなどの製品から、ICT・IoTソリューションSolution Linkage、バリューチェーン事業などを展開しているんですよ。

過去一か月の直近高値では2021年7月16日が3,295、同じく直近安値では2021年8月5日が3,005となっています(2021年8月16日現在)。

親子上場銘柄7:山崎製パン株式会社(2212)

  • 東証1部
  • 時価総額3,476億円
  • 2020年12月期売上高1兆147憶4100万円
  • 2020年12月期営業利益174億3800万円
  • PER(予)34.4倍/PBR1.1倍

言わずと知れた「山崎製パン株式会社」。食パンや菓子パンでおなじみの企業であり、食べたことがあるって人がほとんどじゃないでしょうか。

とはいえ実はパン以外にも大活躍で、ほかに和菓子部門や洋菓子部門、調理パン・米飯・調理麺部門、デイリーヤマザキ事業など数多く展開しているんですよ

過去一か月の直近高値では2021年8月11日と12日が1,654、同じく直近安値では2021年7月30日が1,500となっています(2021年8月16日現在)。

株式会社不二家(2211)

  • 東証1部
  • 時価総額584億円
  • 2020年12月期売上高990憶8500万円
  • 2020年12月期営業利益24億9700万円
  • PER(予)24.3倍/PBR1.2倍

ペコちゃんでおなじみの「株式会社不二家」。説明するまでもなく、ケーキなどの洋菓子事業で大人気の企業ですよね。

ほかにも不二家レストランをはじめとした外食事業やミルキーなどの菓子事業、ネクターなどの飲料事業にペコちゃんのキャラクターライセンス事業なども手掛けています

過去一か月の直近高値では2021年7月30日が2,308、同じく直近安値では2021年7月20日が2,125となっています(2021年8月16日現在)。

親子上場の魅力を要チェック!

今回は、親子上場している有名銘柄についてご紹介してきました。

減少傾向にあるともいわれる親子上場ですが、親会社の資金調達や子会社の市場価値などいいところもたくさん!

今回ご紹介したとおりまだまだたくさんの銘柄が存在しているので、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。