権利落ちってなに?株主優待をもらうための仕組みを簡単解説 

株主優待っていえば、株主にとって大事なポイント。儲けるためだけじゃなく、株主優待目的で株を買ってる人も多いんじゃないでしょうか。

実際私も株主優待大好きで、お得な銘柄を選んで株を買ったり。なんだかラッキーな気分になれますよね!

そこでこの記事では、株主優待の仕組みについて徹底解説!権利確定日や権利落ちなどなど、これから株主優待を目指したいって人にもわかりやすくご紹介していきます。

そもそも株の優待ってなに?

知ってる人も多いと思うけど、そもそも株の優待とは企業が株を持ってくれてる株主に対し、自社の製品や商品券などをくれるもの

一般的に株主優待って呼ばれてて、簡単にいえば株主に対するお礼のプレゼントってことですね!個人投資家ならとくに重要視してる人もいるはずです。

何がもらえるかは持ってる株数や企業によって違うものの、結構お得なものをくれる企業も。たとえばヤマダ電機の優待なら、100株以上で500円分の商品券が3月に2枚、9月に4枚もらえちゃうんですよ!

このように、なかには株主優待をメインに、上手く株を買い分けている優待マニアなんて人もいるほど。それくらい株主優待は、株主にとって楽しみのひとつといえるでしょう。

株主優待の仕組みとは?ポイント4つ

そんな株主優待だけど、必ずしも株を買えばもらえるってものじゃありません。そこでここからはどうすれば株主優待をもらえるのか、「権利確定日」や「権利落ち」といったワードを踏まえながら、仕組みについて解説していきます。

1. 権利確定ってなに?いつ?

まず最初に、株主優待をもらううえで欠かせない権利について。

そもそも株主優待をもらうためには、「権利確定日」って呼ばれる日に株主名簿に掲載される必要があります。つまり、権利確定日の前までに株を買っておかなきゃいけないんです。

具体的にいつまでに買えばいいかっていうと、「権利付最終日」って呼ばれる権利確定日の2営業日前まで

これは銘柄によって違うんだけど、たとえば権利確定日が9月末日だとすると、2020年の権利付最終日は2営業日前である9月28日になるって感じですね。

このように株主優待はただ株を買えばいいってものではありません。タイミングを間違えるともらえない可能性もあるので、注意してくださいね。

2. 必要保有数は?

続いて株の必要保有数について。これも制約がある場合があるので要注意です。多くは100株から株主優待をもらえますが、銘柄によって違うんですよ。

たとえば牛角やかっぱ寿司を運営する株式会社コロワイドは、単元株数は100株なものの優待をもらえるのは500株から。反対に家電量販店Joshinでおなじみの上新電機株式会社は、単元株数は100株なものの優待は1株からもらえます(2020年6月現在)。

また保有期間でも制約がある場合があって、1年以上保有してないと株主優待がもらえない銘柄もあるので、確認をしっかり行ってくださいね。

3. 権利落ちとは?

お次はちょっと聞きなれない権利落ちについて。これはひと言でいえば、株を売ってもいい日のことですね。1番でご紹介した権利付最終日の翌営業日を「権利落ち日」っていいます

この権利落ち日にになると株を売ってしまっても株主優待がもらえるので大丈夫なんですよ!

たとえば権利確定日が9月末日だとすると、そのため2020年の権利付最終日は2営業日前である9月28日。そして権利落ち日は9月29日になります。

4. 前後の株価

最後は株価への影響について。株主優待をもらうにはきちんと仕組みを理解するのが大切なんですが、実は「権利付最終日」や「権利落ち日」を理解することでお得に株が買える可能性もあるんです。

簡単にいうと、これらの期日の前後で株価が変わるんです!

具体的には権利付最終日の前は株価は上がり、権利落ち日になると株価は下がりがち。これは、権利付最終日前には株主優待を狙って株を買う人が増え、権利落ち日を過ぎると手放す人が増えるからなんですよ。

つまり「株主優待は次回でいい」「株を安く買いたい」って人は権利落ち日の後が狙い目ってことですね。ただしこの場合は今回の株主優待はもらえないので、注意しましょう。

仕組みを理解して株主優待をゲットしよう!

今回は株主優待について詳しくご紹介してきました。

権利確定日や権利落ちなど難しいワードも出てきたけど、一度覚えればとっても簡単!仕組みをちゃんと理解さえしてれば、誰でも株主優待をもらうことができます。

ぜひ皆さんもこの機会にいろんな銘柄を調べて、お得な株主優待をゲットしてくださいね!