『年金は期待できない。老後どうするんだよ。』
でも、、、投資って難しいしわかりづらい!!びっくり!!ってなりませんか。
『インデックスファンド?ETF?NISA?』
聞いたことがあるけど、それ何?みたいな用語がいくつもでてきます。ぶっちゃけたところ、これが投資がすすまない理由ですよね。
しかし無知は罪です。
「知るか」 「知らないか」 たったこれだけの違いで、有利か不利かの差がでるんだ。つまり 「知らない」 ということは実に恐ろしいことなんだ。(ドラゴン桜・桜木)
まぁ、社会の仕組みは知らないと損することだらけですよね、実際。というわけで、負け組にならないためにも勉強しましょう。
できるだけわかりやすくインデックス投資について説明できればと思います。
目次
インデックス投資とは
インデックス投資とは、投資方法の1つです。日経平均やTOPIXなどの経済指標(インデックス)に連動するように投資をします。
連動するように投資するということは、経済指標が上昇すれば自分の利益もプラス。下落すればマイナスになるということです。
例えば日経平均に、連動するようにインデックス投資をすると下記のようなイメージです。
・日経平均:1年間で5%上昇
・投資金額:100万円→105万円(5万円が利益)
となります。
インデックス投資のポイントは、経済指標に連動すること。まずはここだけはおさえてください。
インデックス・アクティブ投資について
インデックス投資について説明しましたが、投資に対してこんなイメージをもっていませんか。
・業績がいいから任天堂の株を買う!
・車が好きだからトヨタの株を買う!
・AIは成長するから、AIの会社の株を買う!
ほとんどの人は持っているんじゃないでしょうか。実際、こうやって投資をするのが主流だし、今も多くの人がやっています。
ここで覚えておいて頂きたいのは、このような投資方法をアクティブ投資と言います。
・アクティブ投資:自分で何を買うか決める投資方法
アクティブ投資は、人がさまざまな情報を調べ、どれに投資するのかを決めます。インデックス投資では個別の企業を調べることはありません。
2つのファンドについて
あと1つ覚えて頂きたいことがあります。
インデックス投資について勉強すると、“ファンド”という言葉を聞くと思います。ファンドとは簡単にいえば、投資家からお金を集めて運用し、利益をあげて還元する基金です。
ここで注目してほしいのは、下記の2つの言葉です。
・インデックスファンド
・アクティブファンド
2つの違いはインデックス投資で運用するか、アクティブ投資で運用するかです。
インデックスファンドという言葉を聞けば、『経済指標に連動する投資手法で運用するファンド(基金)か』と理解してください。
インデックス投資の仕組み
アクティブ投資はイメージしやすいですが、インデックス投資は実際にやるイメージは難しいのではないでしょうか。
『どうやって経済指標と連動するように投資するの?』
こんな疑問をもたれているかもしれません。この疑問を解決するために、インデックス投資の仕組みについてみていきましょう。
例えとして、日経平均に連動するインデックス投資についてみていきましょう。
まず日経平均とは、上場企業225銘柄の平均株価です。
あなたが225銘柄の株をすべて、同じ金額でもっていたとします。
・A社:50万円で1株
・B社:50万円で2株
・C社:50万円で5株
こんな感じです。
これはあなたの投資したお金がどれぐらい増えるか、減るのかは日経平均と全く同じになります。
日経平均が1ヶ月後に5%下落すれば、あなたの資産も5%へっています。しかし2年後に日経平均が20%あがっていれば、あなたの資産も20%あがっています。
これがインデックス投資の仕組みです。
しかしここで、こんな風に思う方が多いと思います。
『いや、そんなに投資するお金ないよ。』
『現実的じゃないでしょ、そんな投資。』
ごもっともです。
投資金額が大きくなりすぎるし、たくさんの会社の株を買って管理するなんて、時間的にも精神的にもムリです。
この問題を解決してくれるのが、インデックスファンドが運営する投資信託です。
インデックスファンドの投資信託を買えばOK
投資信託とは、資産運用のプロにお金を預けて、自分の代わりに投資・運用を行ってもらえる金融商品です。
つまりインデックスファンドの投資信託を買えば、インデックス投資を行っているのと同じことになるんです。
ここでなぜ、投資信託なのか?
それは投資信託のメリットの1つが、少額から投資できるからです。つまり1,000円ぐらいの少額からでも、現実的にインデックス投資ができるんですよ。
インデックス投資のメリット
1. 安定した投資利回り
まずは安定した利回りです。インデックス投資は市場平均と同じぐらいの利回りを目指しています。
平均と聞いて、少ないなぁと感じる方もいらっしゃると思うのですが、実は投資の世界では十分に優秀な数字なのです。
なぜなら、アクティブ投資のようにプロの人間がお金を運用しても平均的なリターンをあげる確率は低いからです。実際にインデックス投資の方が良い成績をのこしているのです。
2. 管理費用が安く、少額からスタート
2つ目のメリットは、運営する費用がかからないことです。また投資信託なので少額から購入することができます。
3. 運用の手間がかからない
3つ目のメリットは、なんといっても運用の手間がかからないこと。
普通のサラリーマンの方が、毎日仕事があるのに投資に時間を使うことはできませんよね。インデックス投資は、購入しても毎日チェックするようなものではありません。
そのため投資で資産形成したい。でもあまり時間は使いたくないという人にはぴったりですね。
インデックス投資のデメリット
1. 大きなリターンは期待できない
1つ目は、大きなリターンはありません。
インデックス投資が平均を目指す投資のため、急成長のベンチャー企業に投資をして、投資金額が10倍になった!というようなことはありません。
2. 売り時のタイミングが難しい
2つ目が、売るタイミングが難しいということです。皆さんも御存知のように経済成長は右肩あがりではありません。もちろん右肩下がりでもないのですが。
基本的には長期運用を前提として、急遽お金が必要になった時に現金にしましょう。
3. 投資の経験・知見が得にくい
インデックス投資のメリットでもある、知識もそこまでいらず、手間もかからない。逆にいうと、投資の経験があまりつまれないということになります。
買ってほとんどほったらかしがいいという人以外に、自分でも色々と調べて株取引などをしたいと思っている人には少し退屈かもしれません。
インデックス投資にかかる費用
インデックス投資にかかる費用は3つあります。
・買う時:販売手数料
・保有している間:信託報酬
・売る時:解約手数料・信託財産留保額
それぞれについて説明していくよ!
販売手数料
これはインデックスファンドの投資信託を購入する時にかかる手数料ですね。金融商品だけでもなく、何かを買う時に手数料とられるじゃないですか。それと同じです。
『買ってやるってのに、お金とるのかよ!』
そう思ったあなたはさすがです。実は販売手数料がない投資信託(インデックスファンド)もあります。
ノーロードファンド
英語で「No Load fund」と書きます。Loadは投資信託の販売手数料という意味です。それがNoなので、無料ということです。
選ぶなら、販売手数料が無料のノーロードファンド
大事ですから覚えておいてくださいね!
信託報酬
信託報酬は、資産運用の費用ですね。あなたの代わりに運用してくれる会社に支払うお金。
『あなたに代わって資産を増やすから、僕達にお金を払ってね』
まぁ、そうだよね。僕のお金を増やしてくれるし、あなたも商売ですもんね。
『でも、安い方が絶対いい!!』
そりゃそうですよね。安いは絶対的な正義。
実はインデックス投資の成功の秘訣は、信託報酬が低いファンドを選ぶこと。これも忘れないでくださいね。
解約手数料・信託財産留保額
『子どもの学費で現金が必要だ…』
『不動産に投資したいから』
このような理由で現金が必要な時はやってきますよね。簡単に言いますと、この2つは投資信託を売却する時にかかるお金ですね。
信託財産留保額は名前がややこしいのですが、中途解約にかかる手数料と覚えておいてください。
いわゆるスマホの2年契約みたいなものですね。途中で解約したら、解約手数料払ってくださいと。
ただし、この2つの手数料は投資信託(インデックスファンド)によってさまざまです。購入する時には目論見書にかいてあるので、確認しましょう。
インデックスファンドの種類
さて続いてはインデックスファンドの種類です!
インデックス投資は、“経済指標に連動”しますよね。ということは、経済指標ごとに種類があるということです。
上記の図をみてもらったらわかりますように、大きくは株・債権・REIT(不動産)にわかれいます。他にも金といった先物などもあるんですが、この3つあると覚えていただければ。
あとは日本国内なのか、それともアメリカや新興国などの海外なのかといった違いです。
日本株の日経平均に連動するインデックスファンド、アメリカのNASDAQに連動するインデックスファンドといったイメージですね。
まとめ
インデックス投資についてみてきました。
2018年4月時点では日経平均も高値を維持していますが、リーマンショックから約10年経過しようとしています。
自分が今だ!と思うタイミングまでしっかりと勉強して、投資を実行し、資産をつくっていきましょう!