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なぜ第二新卒は転職理由を重視されるのか
「どうして転職するの?」
ドキッとしますが、第二新卒の面接では“転職する理由”がとっても大事です。それは、あなたの経歴・能力以上に。
そしてその理由はシンプル。
「すぐに辞めずに、長く働いてくれるか?」ということを、採用担当者は転職理由から確かめたいから。
当たり前ですが採用はコストがかかります。もしあなたが優秀でも、短期間で辞めらてしまうと、採用した担当者は顔が立たないでしょう。
だから“長く働いてくれる”というのは、第二新卒の転職では大切なポイントなんです。
つまりあなたが採用担当者に、転職理由から“長く働くよ!”というメッセージを伝えることができれば、内定を勝ち取れる可能性がぐっと高まります。
いかがでしょうか。少しは理解していただけるとうれしいです。
じゃあ、どうやってうまく伝えればいいのか?
そのポイントを3つに絞って紹介していきますね。
1. 転職理由をネガティブに伝えない
1つ目のポイントは、転職理由をネガティブに伝えないということです。
いいですか?大事だからもう一度いいます。
転職理由をネガティブに伝えるな。
たとえネガティブな理由だったとしても、そのまま面接で言うと内定もらえませんよ。
だから言い方を工夫するんです。嘘をつけって言ってるわけじゃありません。
当たり前ですが、言い方次第で採用担当者の印象はガラッと変わります。
ネガティブな理由のまま伝えたらアウト
たとえば会社をやめようとする理由が「職場の人間関係がイヤ」とします。
さてここで、あなたが採用担当者とします。
もし面接で、「一緒に働いている人と合わないから会社をやめようと思いました。」って言われたどう思いますか?
ちょっと想像して見てください。
鈴木さん
高橋さん
どういう風に思いますか。
僕だったら、
「おっっっ、おう。。なに甘いこと言ってんだよ。あわない人間なんて一人や二人ぐらいいるのが普通だろ。。」
って思います。
実際に採用担当者が、「うちの会社に来ても同じ理由ですぐ辞めるのでは?」と思ってもおかしくないですよね。
ということは、長く働かないだろうなってなり、採用見送りになる可能性が高くなります。
プロセスをきちんと伝えることが大事
じゃあ、どうすればいいんだよってことですよね。
簡単です。
ネガティブな理由は、必ずプロセスを一緒に伝えましょう。
プロセスとは、具体的には転職理由について以下の点を整理することです。
・なぜそう思うのか?
・原因は何か?
それではちょっと、具体的にみていきましょう。
先程の「周囲と合わなかった」という理由が「仕事に対してのスタンスが異なる」とします。
鈴木さん
高橋さん
鈴木さん
高橋さん
鈴木さん
どうでしょう。
単純に「会社や周囲とあわなくて」とだけ言われるよりも、納得感ありませんか?
しかもここで、会社の志望動機をこう付け加えて言うんです。
高橋さん
鈴木さん
会社をやめようと思った理由から、志望動機までスムーズですよね。
2. 転職理由で不満だった点はきちんと伝える
2つ目のポイントは、今の会社の不満点は隠さずに言うということです。
ただし言い方には工夫が必要です。(笑)
当たり前ですが、転職する人が今の職場に満足しているならば転職しません。
それは採用担当者もわかっています。不満を隠して転職理由を取り繕うと、採用担当者は見抜きますよ。
それに無事に採用されたとしても、あなたが本当に転職しようと思った理由の解決になりません。
ホンネがお互いを幸せにする
そもそもですが、ホンネを言わないとあなたが不幸になるんです。
先ほどの例でいうと、「利益志向が嫌だ→貴社のような顧客志向が良い」という流れでしたよね。
しかし、実は転職しようとしている会社がそこまで顧客志向ではなかったとしましょう。
採用担当者は「あなたが思っているより、ウチの会社は数字を重視するなんだよな。採用するとお互いにとって不幸だよなぁ。」と考えます。
そしてその結果、採用見送りになったとしてもいいんです。
ミスマッチで入社すると、あなたは同じ問題で悩むので時間のムダです。
不満に対してどのような行動をしたかを伝える
ここから大事なことを言いますね。
それは、「不満に対してどのように行動したか」を面接では伝えること。
たとえば、「顧客志向」でないことが不満であれば、「社内の評価制度を変えようと働きかけをした」などです。
なぜなら、不満に対して何も行動しないのは、「不満があったらすぐに辞めるのかな」「ものごとに受け身な人なのかな」という印象を与えてしますかもしれないからです。
そうならないために、不満に対して考え、行動している点をアピールしましょう。
3. 転職理由と新卒時の入社理由を整理する
3つ目のポイントは、新卒で入った会社の入社理由を整理すること。
これは意外と盲点になりがちなので気を付けましょう。
第二新卒の転職で新卒時の入社理由は聞かれる
なぜ採用担当者が新卒時の入社理由を聞くのか。
それは、あなたの軸となる考え方・生き方を知りたいからです。そしてその考え・生き方がぶれていないのか、変化しているのかも含めて。
第二新卒の転職面接をあなたが受けているということは、1〜3年という比較的短かい年数での転職となります。
あなたがどのような理由で新卒入社し、どのようなギャップがどこで生まれ、転職をしようとしているのか。
それを通して、採用担当者はあなたについて知ろうとします。
自分の中でぶれない軸を作っておく
最初に入社した会社への入社理由を整理するポイントは、自分の中ぶれない軸を作っておくことです。
たとえば、不動産会社に就職したときに、「人生で大きな転機をサポートしたい」という思いがあったとします。
次の転職先でも、その思いはぶれずに初志貫徹していることが理想です。かりに、生命保険会社の面接を受けているとしても、それは「人生の大きな転機のサポ―ト」のはずです。
つまりぶれない思いがあり、それが一貫していると、その人がその会社で働く大きな動機になるのです。
その点を採用担当者に伝えらえれば、「うちの会社では長い期間働いていくれそうだ」と思われるというわけです。
まとめ
このように第二新卒の転職時は、転職理由を重視されます。
・転職理由を取り繕わないこと
・ネガティブな理由は言い方に気をつけ、プロセスを交えて伝える
・新卒時の入社理由を整理しぶれない軸を整理
この3つをしっかりと意識して面接にのぞみましょう。