転職に有利になる!第二新卒のメリット・デメリットを徹底解説

転職時の第二新卒メリットとデメリットを知る

「企業はなぜ、第二新卒者を採用するのでしょうか。」

あなたが経営者や人事責任者だとしたら、どのように考えをもっていますか?

詳細はあとで述べますが、企業にとっては第二新卒を採用するメリットがあります。

もちろんデメリットもあります。

大切なことは、企業が第二新卒を採用するメリット・デメリットを知ることで、転職活動が成功する確率がぐっっとあがることです。

大切なことなので、もう一度言います。

ポイント
メリット・デメリットを知ると、転職活動が成功しやすくなる

なぜメリット・デメリット知ると、成功確率があがるのか?

たとえばあなたがお母さんにプレゼントするならば、工具よりも高級化粧品が喜ばれますよね。

なぜならお母さんにとって、化粧品の方がメリットが大きいからです。

「私が喜ぶこと、わかってくれてる!」ってなりますよね。

でも、工具プレゼントしてみてください。「なんで工具なん?私の求めてるのそれじゃないよ。」ってなりますよね。

大切なのは、相手が期待することを満たすことです。

(うちのお母さんは大工だから工具の方が喜ぶ!みたいな意見はかんべんくださいm(__)m)

第二新卒は転職しやすい?

メリットとデメリットをちゃんと知ろう!ということについて述べてきました。その前にそもそも、第二新卒は転職しやすいのか?という質問に対しては「比較的転職しやすい」と言えるでしょう。

その詳しい理由は後述しますが、前項でいったように第二新卒者の数は多いので、転職サイトなどでも「第二新卒専用サイト」もあるほどです。

仮に企業からのニーズがなければ、このようなサイトは存在しません。第二新卒はニーズがあり比較的転職しやすいといえるでしょう。

それでは、メリット・デメリットをみていきましょう。

第二新卒で転職する3つのメリット

そんな第二新卒のメリットは以下の3つです。

・若いことで採用されやすい
・新卒と比べて社会人経験がある
・ベテランと比べて色がついていない

採用する側からすると、第二新卒は採用コストパフォーマンスが高いという結論になります。

大切なポイントは、メリットに即したアピールポイントを考えるべきです。

1. 若いことで採用されやすい

まず第二新卒は、年齢が若いです。とくに少子高齢化が進む中、企業にとって若年層の人材確保には苦労します。

あなたが思っている以上に若いということは、圧倒的に有利なんです。

事実、2018年3月卒業予定の大学・大学院生の求人倍率は1.78倍という調査結果※があります。

過去25年のデータをさかのぼっても、1.78倍以上の倍率の年はわずか3年しかありません。つまり企業は、新卒採用の獲得に苦心しており、若年層の入社ニーズが高いということになります。

第二新卒は、新卒に順ずる若年層になるので、自ずと企業からのニーズが高くなるというわけです。

2. 新卒と比べて社会人経験がある

また第二新卒は、新卒者に次ぐ若年層でありながら、新卒と比べると社会人経験があります。そのためたとえば、以下のような基本的なビジネスマナーは備わっているのです。

・電話と取り方や受け答え
・メールの書き方やマナー
・社内の決済ルール
・経費に関するリテラシーなど

企業にもよりますが、新卒者は入社してから一定期間研修を受けるケースが多いです。その研修にも多くのお金がかかっており、また新卒者が一人前になるには時間がかかります。

つまり新卒者は、企業にとって「利益を生み出人材」になるまでは、たくさんのコストがかかっているのです。

もちろん、第二新卒者とはいえ、会社が変わればルールが変わります。そのため、ある程度の研修期間を設けたり、会社に貢献したりするまでは時間がかかります。

しかしそのスピードは、一般的には新卒者よりも早いので、新卒者よりもコストがかからないのです。

3. ベテランと比べて色がついていない

さらに第二新卒者は、3年以内に離職しているので、いい意味で前の会社の風土や慣習などが染み付いていません。

会社の勤務年数が長ければ長いほど、悪い意味で会社の風土や独自のルールが染み付き、新しい環境に慣れにくくなります。

そのためベテランであればあるほど、一般的には受け入れる側の負担が大きいです。一方で第二新卒者は、比較的そのようなリスクが小さいので、受け入れる側には大きなメリットになります。

第二新卒の方には、このメリットがピンとこない方もいます。しかしマネジメントする側からすと、本当にとても大きな問題なのです。

第二新卒の2つのデメリット

一方で第二新卒にも、以下のようなデメリットが2つあります。

・勤続年数を不安視される
・採用側が経験値を計りにくい

多くの採用担当者は、第二新卒に対して上記のような思いを抱くでしょう。その点を認識した上で、転職時にアピールする必要があります。

1. 勤続年数を不安視される

まず「勤続年数の短さ」は不安視されるでしょう。現に、大卒で30%以上の人が3年以内に辞めているとはいえ、企業としてはなるべく長い期間雇用したいものです。

そのため、第二新卒は以下の点を意識して転職に臨みましょう。

・前の会社を辞めた明確な理由
・辞めるにいたったプロセス
・プロセスの中で行った具体的な行動

第二新卒者に対しては「なぜ辞めたのか?」を、採用担当者は重点的にヒアリングします。そのため上記3点を意識して、きちんとしたエピソードを整理しておきましょう。

2. 採用側が経験値を計りにくい

また第二新卒者は勤続年数が短いため、アピールできる結果が少ないです。採用担当者は、「今までどのような仕事をして成果を残し、その点はうちに入社して活きるのか?」という点も重視します。

そのため勤続年数が短い状態だと、採用担当者も経験値を測りにくく、「うちの会社で活躍できるか?」を見極めにくいのです。

第二新卒者は採用担当者からこのように見られがちなので、前の会社で自分が行った仕事、およびその成果はきちんと言語化しておきましょう。

できれば具体的な数字を交え、会社に貢献したことをわかりやすくまとめておくことが重要です。

まとめ

このように第二新卒にはメリット・デメリットがあり、その点を理解して転職活動をしたほうがよいです。新卒人材確保が難しいほど第二新卒へのニーズは高くなるので、まさに今は第二新卒が転職するにはよい時期といえます。