近年ニュースなんかでも取り沙汰されている脱炭素。莫大な予算を割いているのはもちろん、2050年までに温室効果ガスの排出ゼロにを目標に掲げ、国を挙げての取り組みが話題ですよね。
実際企業も続々と脱炭素へ向けた取り組みを開始し、注目してる投資家も多いんじゃないでしょうか。
そこでこの記事では、そんな脱炭素に関連した銘柄を20個ピックアップ。再生可能エネルギー・自動車・省エネルギー・カーボンリサイクルのジャンルにごとにご紹介していきます。
再生可能エネルギー分野の銘柄5選
まずは脱炭素に欠かせない再生可能エネルギー分野の銘柄をご紹介。以前から話題の太陽光はもちろん、風力発電やバイオマス発電などなど、再生可能エネルギーの分野で活躍している企業を5つ厳選しています。
1. 株式会社レノバ(9519)
- 東証1部
- 時価総額2,583億
- 2020年3月期売上高194憶4900万円
- 2020年3月期営業利益71億5300万円
- PER(予)322.8倍/PBR14.9倍
再生可能エネルギーの分野で活躍する「株式会社レノバ」。近年人気の太陽光発電はもちろん、バイオマス発電や地熱発電、風力発電など幅広く手掛けている企業です。
なかでも太陽光発電は数が多く、国内11か所で運用中。準備段階のものも含めると、計13か所もあり、確かな実績を持ってるんですよ(2020年12月22日現在)。
また同社ではバイオマス発電にも注目。すでに秋田県では木質チップを使用したバイオマス発電所を運用していて、ほかにも宮城や静岡、徳島、福岡県などで運用を目指しています。
過去一か月の直近高値では2020年12月17日が3,395、同じく直近安値では2020年11月25日が2,398となっています(2020年12月21日現在)。
2. 五洋建設株式会社(1893)
- 東証1部
- 時価総額2,488億
- 2020年3月期売上高5738憶4200万円
- 2020年3月期営業利益331億6100万円
- PER(予)13.5倍/PBR1.7倍
1896年、明治時代に水野組として創業した「五洋建設株式会社」。戦争を乗り越え、1950年には株式会社水野組を設立し、1967年に現在の社名へとなりました。まさに激動の時代を生き抜いてきた老舗ですね。
港湾施設の補修から津波防災、土壌汚染の修復など幅広く活躍してるけど、もちろんこの企業も脱炭素関連のひとつ。風力発電の建設などを手掛けてるんですよ。
実際に洋上風力発電では北海道や山形、福岡、陸上風力発電では鳥取県にて実績あり。安全性はもちろん環境への配慮まで計算しつくされた技術力がポイントです。
過去一か月の直近高値では2020年12月9日が907、同じく直近安値では2020年11月26日が759となっています(2020年12月21日現在)。
3. イーレックス株式会社(9517)
- 東証1部
- 時価総額1,006億
- 2020年3月期売上高886憶3900万円
- 2020年3月期営業利益92億4600万円
- PER(予)19.8倍/PBR3.7倍
グループ企業として、発電事業から電力の小売り事業まで手掛ける「イーレックス株式会社」。とくに発電事業では、再生可能エネルギーのひとつバイオマス発電を得意としています。
同グループが所有してるバイオマス発電所は、岩手県・高知県・福岡県・大分県の4つで、ほかに香川県と沖縄県にも運用予定なんだとか。バイオマス発電の分野では大手企業といえますね。
またほかにも、バイオマス発電に欠かせないバイオマス燃料の確保にも注力。安定した運用のため、燃料の調達から発電までトータルで取り組んでいます。
過去一か月の直近高値では2020年11月30日が1,999、同じく直近安値では2020年11月24日が1,712となっています(2020年12月21日現在)。
4. 株式会社ウエストホールディングス(1407)
- ジャスダック
- 時価総額1,443億
- 2020年8月期売上高619憶4700万円
- 2020年8月期営業利益71億8000万円
- PER(予)29.8倍/PBR7.1倍
ウエストグループの一員である「株式会社ウエストホールディングス」。グループ全体で、再生可能エネルギーや省エネルギー、電力関連の事業を手掛けています。
なかでも再生可能エネルギーの分野では、太陽光発電に注力。260か所以上のメガソーラーを手掛けてきたっていう実績を持つほか、フロート式水上メガソーラーを日本ではじめて建設した実力派です。
またほかにも、新築住宅向けに発電設備を買わずに利用できる定額サービスみらくる!も展開。再生可能エネルギーの普及に一役買っているんですよ。
過去一か月の直近高値では2020年12月17日が4,665、同じく直近安値では2020年12月4日が3,530となっています(2020年12月21日現在)。
5. 出光興産株式会社(5019)
- 東証1部
- 時価総額6,822億
- 2020年3月期売上高6兆458憶5000万円
- 2020年3月期営業利益-38億6000万円
- PBR0.6倍
今回ご紹介している企業の中でも、私たちの生活に身近な存在の「出光興産株式会社」。ガソリンスタンドでおなじみのほか、近年では水素関連としても注目の企業です。
そんな同社だけど、今回注目したいのは再生可能エネルギー分野。太陽光発電や地熱発電、風力発電、バイオマス発電など幅広く手掛けています。
複数の太陽光発電を運用しているのはもちろん、未だ珍しい地熱発電で大分県にある滝上バイナリー発電所が平成29年度新エネ大賞の経済産業大臣賞を受賞。脱炭素社会へ向けて常に第一線を走り続ける企業といえるでしょう。
過去一か月の直近高値では2020年12月18日が2,295、同じく直近安値では2020年12月1日が2,145となっています(2020年12月21日現在)。
自動車分野の銘柄5選
脱炭素といえばよく話題になるEVやFCV。ここではそんな、脱炭素に関連した自動車分野の銘柄を5つピックアップ。自動車メーカーはもちろん、それらの自動車へ電池を提供している企業などなど、詳しくご紹介していきます。
1. トヨタ自動車株式会社(7203)
- 東証1部
- 時価総額22.31兆円
- 2020年3月期売上高29兆9299憶9200万円
- 2020年3月期営業利益2兆4428億6900万円
- PER(予)15.7倍/PBR1.1倍
自動車メーカーの絶対的存在として君臨し続ける「トヨタ自動車株式会社」。それだけにもちろん自動車関連で脱炭素社会の実現へ取り組んでいます。
具体的には、HVより環境性能の高く外部電源で充電もできるPHV(プラグインハイブリッド)として、プリウスやSUVのRAV4を展開しているんですよ。
また最近では、水素を活用することで話題のFCV(燃料電池自動車)として新型MIRAIを発表。2020年度グッドデザイン賞も獲得しています。
過去一か月の直近高値では2020年12月17日が8,045、同じく直近安値では2020年12月1日が6,980となっています(2020年12月21日現在)。
2. 日産自動車株式会社(7201)
- 東証1部
- 時価総額2.29兆円
- 2020年8月期売上高9兆8788憶6600万円
- 2020年8月期営業利益-404億6900万円
- PBR0.6倍
トヨタ自動車と並び知名度抜群な「日産自動車株式会社」。こちらもまた、脱炭素社会へ向けて環境に配慮した自動車を提供している企業です。
もともと同社ではe-powerっていう技術を活用し、ノートやセレナなど人気の車種を展開してたけど、今回注目したいのがEV(電気自動車)。すでに人気の高いEVであるリーフはもちろんのこと、2021年に発売されるARIYAが要チェックなんです!
ARIYAはSUVタイプの車で、4輪制御技術のe-4ORCEを実現。これによりEVでありながら力強さも叶うんですよ。
過去一か月の直近高値では2020年12月17日が587.4、同じく直近安値では2020年11月30日が491となっています(2020年12月21日現在)。
3. 岩谷産業株式会社(8088)
- 東証1部
- 時価総額3,230億
- 2020年3月期売上高6867憶7100万円
- 2020年3月期営業利益287億2800万円
- PER(予)18.7倍/PBR1.6倍
LPガスの分野に強い「岩谷産業株式会社」。寒い時期に役立つカセットコンロでもおなじみの企業で、実際使ってるって人も多いんじゃないでしょうか。
そんな同社ですが、実は水素関連でも名高いことで有名。というのも、商用水素ステーションを日本で最初に開設した企業でもあるんですよ。
こういった技術は、トヨタ自動車などが手掛けるFCVの普及に欠かせないもの。まさに脱炭素社会を下支えする企業といえるでしょう。
過去一か月の直近高値では2020年12月14日が6,480、同じく直近安値では2020年11月24日が5,270となっています(2020年12月21日現在)。
4. 日本電産株式会社(6594)
- 東証1部
- 時価総額7.45兆円
- 2020年3月期売上高1兆5348憶円
- 2020年3月期営業利益1103億2600万円
- PER(予)71.0倍/PBR7.7倍
家電やIoT、ヘルスケア分野など幅広く活躍する「日本電産株式会社」。事業の要となるのはモータで、多くの製品で利用されているんですよ。
そんな同社ですが、なかでも今回注目なのが、車載事業。EVに搭載する駆動用モータとして、E-Axleっていうのを展開してるんです。
これはモータ・インバータ・減速機がひとつになったもので、コストを下げながらも高性能なのが特徴なんだとか!まさにEV普及を後押ししてくれる製品といえますね。
過去一か月の直近高値では2020年11月30日が13,585、同じく直近安値では2020年11月24日が11,720となっています(2020年12月21日現在)。
5. パナソニック株式会社(6752)
- 東証1部
- 時価総額2.79兆円
- 2020年3月期売上高7兆4906憶100万円
- 2020年3月期営業利益2937億5100万円
- PER(予)27.9倍/PBR1.3倍
エアコンや空気清浄機などの家電から乾電池などなど、身近な存在の「パナソニック株式会社」。製品を使ってるよって人も多いんじゃないでしょうか。
そんな「パナソニック株式会社」も、脱炭素関連のひとつ。というのも実は、自動車会社として有名なテスラ社に向けて、車載電池を生産しているんですよ!
また最近では、トヨタ自動車と共にプライム プラネット エナジー&ソリューションズ株式会社を設立。EVなど車載用の角形リチウムイオンバッテリーなどを手掛けています。
過去一か月の直近高値では2020年12月16日が1,210、同じく直近安値では2020年11月24日が1,094となっています(2020年12月21日現在)。
省エネルギー分野の銘柄5選
脱炭素といっても、遠い世界の問題ばかりではありません。私たちの身近でも脱炭素は目指せます。
そんな取り組みの代表的存在が、省エネルギー。ここからは電力の使用量を減らしたり、効率のいい製品を作ったり、省エネルギーを後押しする銘柄を5つご紹介していきますよ!
1. 株式会社省電舎ホールディングス(1711)
- 東証2部
- 時価総額26億
- 2020年3月期売上高22憶7300万円
- 2020年3月期営業利益-1億6700万円
- PBR16.4倍
エネルギー関連で活躍している「株式会社省電舎ホールディングス」。再生可能エネルギーの分野でも注目を浴びている同社ですが、今回は省エネルギー分野に注目です。
そもそもこちらの企業は、省エネルギー事業をメインとしてきた企業。調査から改善策の提案、それにともなう工事までをトータルで行ってくれるんです。
1986年に創業されてから現在に至るまで、長年に及び培ってきた経験と実績を活かし、環境へ配慮した社会づくりを後押ししています。
過去一か月の直近高値では2020年11月24日が680、同じく直近安値では2020年12月18日が447となっています(2020年12月21日現在)。
2. 清水建設株式会社(1803)
- 東証1部
- 時価総額6,126億
- 2020年3月期売上高1兆6982憶9200万円
- 2020年3月期営業利益1338億9400万円
- PER(予)10.0倍/PBR0.8倍
1804年の創業以来、長きにわたり業界をけん引している「清水建設株式会社」。建築や土木などを中心に活躍する企業で、あの浅草寺本堂の耐震改修や東京オリンピックでも利用される有明体操競技場なども手掛けています。
そんな同社ですが、省エネルギー関連でも活躍。というのも実は、省エネ性能向上を行っているんです。
具体的には建物の省エネ診断を行い、必要に応じて改修を実施。空調や照明など、建物の構造を活用した省エネルギー対策を実施しているんですよ。
過去一か月の直近高値では2020年12月10日が845、同じく直近安値では2020年12月18日が776となっています(2020年12月21日現在)。
3. 株式会社エフオン(9514)
- 東証1部
- 時価総額259億
- 2020年6月期売上高122憶1800万円
- 2020年6月期営業利益29億2700万円
- PER(予)13.0倍/PBR1.6倍
省エネルギーの分野で忘れちゃならないのが「株式会社エフオン」。省エネルギー支援サービスを展開しているグループ企業です。
具体的にどんなことをしてるかっていうと、状況を確認しながら効率のいい最新設備へ取り替えたり、照明や空調といった環境を改善したり。状況や予算に合わせ、的確に改善策を提案してくれるんですよ。
またほかにもこのグループでは、バイオマス発電にも注力。省エネルギーだけじゃなく、再生可能エネルギーの分野でも注目です。
過去一か月の直近高値では2020年11月24日が1,235、同じく直近安値では2020年12月8日が1,025となっています(2020年12月21日現在)。
4. 株式会社グリムス(3150)
- 東証2部
- 時価総額513億
- 2020年3月期売上高154憶8900万円
- 2020年3月期営業利益21億600万円
- PER(予)33.2倍/PBR8.4倍
グループ全体で、エネルギーコストソリューション・スマートハウスプロジェクト・小売電気の事業を展開する「株式会社グリムス」。電力コンサルティングや省エネ設備の販売、電力の小売りなど、幅広く活躍しています。
なかでも注目なのが、グループ企業のひとつである株式会社GRコンサルティング。電力の使用状況の分析から省エネへ向けた提案、電気工事まで一手に引き受けているんですよ。
実際に実績も豊富で、今までに手掛けた企業は45,000社というから驚き!多くの企業で省エネルギー化を支援しています。
過去一か月の直近高値では2020年11月24日が2,602、同じく直近安値では2020年12月10日が1,952となっています(2020年12月21日現在)。
5. 株式会社MARUWA(5344)
- 東証1部
- 時価総額1,416億
- 2020年3月期売上高412憶3100万円
- 2020年3月期営業利益93億4500万円
- PER(予)26.0倍/PBR2.3倍
1973年に創業して以来、セラミック関連の製品を多く世に送り出してきた「株式会社MARUWA」。一見すると省エネとは無関係に見えるけど、立派な省エネルギー関連企業です。
というのも「株式会社MARUWA」では、放熱性能の高いセラミック製品を実現。これにより電子回路の安定が叶い、省エネへとつながるんだとか。
またグループ企業である株式会社MARUWA SHOMEIで、LED照明器具や付随する工事も展開。こちらもまた高い技術力で照明率が高く、省エネ性能の高い製品を提供してるんですよ。
過去一か月の直近高値では2020年12月18日が11,990、同じく直近安値では2020年11月24日が10,240となっています(2020年12月21日現在)。
カーボンリサイクル分野の銘柄5選
脱炭素関連で忘れちゃいけないのが、カーボンリサイクル。厄介者とされるCO2を資源として再利用しようってものですね。
ということで最後は、そんなカーボンリサイクルの分野で活躍する企業をご紹介。注目の5銘柄を厳選して解説していきます。
1. 電源開発株式会社(9513)
- 東証1部
- 時価総額2,526億
- 2020年3月期売上高9137憶7500万円
- 2020年3月期営業利益836億3800万円
- PER(予)5.0倍/PBR0.3倍
1952年、電力不足を解決するため、国営として創業したJ-POWERこと「電源開発株式会社」。2004年には民営化され、多くの発電所で電力を供給しています。
それだけに再生可能エネルギーでも有力な銘柄なんですが、今回注目したいのはカーボンリサイクル。
というのも実は、中国電力とともに大崎クールジェン株式会社を設立。大崎クールジェンプロジェクトの名のもと、CO2の削減が叶う石炭ガス化燃料電池複合発電といった技術開発などを行ってるんですよ。
過去一か月の直近高値では2020年11月25日が1,495、同じく直近安値では2020年12月17日が1,357となっています(2020年12月21日現在)。
2. 旭化成株式会社(3407)
- 東証1部
- 時価総額1.44兆円
- 2020年3月期売上高2兆1516憶4600万円
- 2020年3月期営業利益1772億6400万円
- PER(予)16.6倍/PBR1.0倍
サランラップやジップロックでおなじみの「旭化成株式会社」。多様なグループ企業を抱え、医薬品から建築請負、繊維素材などさまざまな分野で活躍している企業です。
そんな「旭化成株式会社」だけど、カーボンリサイクルの分野でも躍進中。二酸化炭素を活用したプラスチックのポリカーボネートを開発したんだとか!
まだまだ参入したばかりなものの、今後さらに研究開発が進みそう。近い将来、カーボンリサイクル分野でも活躍していきそうですね。
過去一か月の直近高値では2020年12月10日が1,086.5、同じく直近安値では2020年11月30日が955.1となっています(2020年12月21日現在)。
3. 日立造船株式会社(7004)
- 東証1部
- 時価総額775億円
- 2020年3月期売上高4024憶5000万円
- 2020年3月期営業利益138億9100万円
- PER(予)19.4倍/PBR0.7倍
1881年大阪鉄工所として創業した「日立造船株式会社」。1934年に株式会社大阪鉄工所として設立し、その後1943年に現在の社名となりました。
社会インフラや半導体、水素関連などいろんな分野で活躍中だけど、なかでも注目なのがCO2と水素からメタンを合成するメタネーションって技術に取り組んでるってこと。
実際に株式会社エックス都市研究所と共同で、“清掃工場から回収した二酸化炭素の資源化による炭素循環モデルの構築実証事業”を展開。2020年10月にはメタネーション施設を着工しているんですよ!
過去一か月の直近高値では2020年12月18日が481、同じく直近安値では2020年11月30日が400となっています(2020年12月21日現在)。
4. 太平洋セメント株式会社(5233)
- 東証1部
- 時価総額3,312億円
- 2020年3月期売上高8843憶5000万円
- 2020年3月期営業利益610億800万円
- PER(予)8.1倍/PBR0.7倍
こちらもまた1881年に創業した老舗である「太平洋セメント株式会社」。社名にあるとおりセメント関連の分野に強い企業です。
そんな同社の主軸となるセメントだけど、実は作るときにCO2を排出してしまうんだとか。そしてこのCO2を削減するのはもちろん、カーボンリサイクルにも取り組んでいるんです!
具体的にはセメント工場で10トンほどのCO2を分離・回収する試験をスタート。CO2を再資源とすることを目指し、NEDOこと国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構にも選ばれているんですよ。
過去一か月の直近高値では2020年11月25日が3,135、同じく直近安値では2020年12月18日が2,655となっています(2020年12月21日現在)。
5. 宇部興産株式会社(4208)
- 東証1部
- 時価総額1,936億円
- 2020年3月期売上高6678憶9200万円
- 2020年3月期営業利益340億3300万円
- PER(予)14.9倍/PBR0.6倍
1897年、炭田の開発からはじまったという「宇部興産株式会社」。その後、1942年に現在の会社が設立され、建設資材・化学・機械の3本柱で活躍しています。
そんな同社だけど、出光興産株式会社や日揮株式会社とともにCO2の固定化と利用の技術開発を目指すCCSU研究会を設立。
さらには東京大学や大阪大学、千代田化工建設株式会社など複数社と、“電気化学プロセスを主体とする革新的CO2大量資源化システムの開発”を提案。NEDOこと国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構にも選ばれています。
過去一か月の直近高値では2020年12月7日が1,955、同じく直近安値では2020年12月1日が1,768となっています(2020年12月21日現在)。
脱炭素社会へ向けて
今回は4つのジャンルに分けて、脱炭素に関連する銘柄を20個ご紹介してきました。
脱炭素と一口に言っても内容は多種多様。ご紹介してきたようにたくさんの企業が経験や実績を活かし独自の取り組みをしています。
そして今後こういった取り組みはどんどん加速していく予感。ぜひみなさんも、脱炭素銘柄に注目してみてくださいね!