日本国内においても人気の高いアメリカ株。なかでもエネルギー関連は注目度が高いですよね。
ということで今回は、アメリカ株の中でも、石油・石炭・天然ガス・原子力分野の銘柄をご紹介。
関連する10銘柄をピックアップして、それぞれ業績や事業内容、チャート画像など詳しく取り上げていきますよ！
目次
石油・石炭・天然ガス・原子力関連のアメリカ株10選
それではいよいよここから実際に、銘柄をチェック。石油・石炭・天然ガス・原子力それぞれのジャンルで注目の全10銘柄をご紹介していくので、さっそく見ていきましょう。
1. シェブロン(CVX)
引用元：Chevron
- NYSE
- 時価総額3,298億ドル
- 2021年12月期売上高1624憶6500万ドル
- PER・実績21.1倍/PBR2.2倍
最初にご紹介するのは、石油関連の銘柄。この「シェブロン(Chevron)」は石油メジャーと呼ばれる存在であり、スーパーメジャーの内のひとつとして世界規模で活躍する企業ですね。
アメリカサンフランシスコに本社を置き、探鉱から精製、小売りまでトータルで手掛けています。
石油で注目の銘柄としてピックアップしていますが、同社は天然ガスにも注力。アンゴラLNGプロジェクトでは36.4％の権益を持つなど、活躍しています。
引用元：TradingView
過去一か月の直近高値では2022年5月16日が174.97、同じく直近安値では2022年4月25日が151.36となっています(2022年5月18日現在)。
2. エクソン・モービル(XOM)
引用元：Exxon Mobil
- NYSE
- 時価総額3,743億ドル
- 2021年12月期売上高2856憶4000万ドル
- PER・実績16.2倍/PBR2.1倍
アメリカテキサス州に本社を置く大手エネルギー会社、「エクソン・モービル(Exxon Mobil)」。もともとはエクソン社とモービル社でしたが、1999年に合併して現在のエクソン・モービル社となりました。
シェブロンと同じく、スーパーメジャーの一角を担う企業ですね。最近ではガイアナ沖スタブローク鉱区での探鉱がさらに進み、回収可能資源量を約110億バレルになるとしています。
また同社ではほかに天然ガスなども手掛けており、こちらの分野でも注目の銘柄といえるでしょう。
引用元：TradingView
過去一か月の直近高値では2022年5月5日が92.05、同じく直近安値では2022年4月25日が79.29となっています(2022年5月18日現在)。
3. ベーカー・ヒューズ(BKR)
引用元：Baker Hughes
- NASDAQ
同じく石油関連として注目しておきたい「ベーカー・ヒューズ(Baker Hughes)」。アメリカ・テキサス州に本社を置く企業であり、こちらは油田サービスで活躍する企業ですね。
ちょっとわかりにくいけど、掘削から生産などさまざまな工程において、必要な製品とサービスを展開しています。
またこの油田サービスのほかに、油田設備、ターボ機械およびプロセスソリューション、デジタルソリューションの4分野で展開。世界120ヵ国以上で活躍しているんですよ。
引用元：TradingView
過去一か月の直近高値では2022年4月18日が37.91、同じく直近安値では2022年4月25日が29.46となっています(2022年5月18日現在)。
4. アーチ・リソーシズ(ARCH)
引用元：Arch Resources
- NYSE
ここからは石炭関連のアメリカ株をご紹介。まず最初は、「アーチ・リソーシズ(Arch Resources)」です。
アメリカ・ミズーリ州に本社を置いており、鉄鋼業界に向けた冶金用石を手掛ける企業ですね。
石炭生産では有名な大企業で、ウェストバージニア州にあるLeer鉱山をはじめとして複数の冶金鉱山を運営しているんですよ。
引用元：TradingView
過去一か月の直近高値では2022年5月4日が183.53、同じく直近安値では2022年4月25日が125.50となっています(2022年5月18日現在)。
5. ピーボディ・エナジー(BTU)
引用元：Peabody Energy
- NYSE
- 時価総額3,077百万ドル
- 2021年12月期売上高33憶1800万ドル
- 2021年12月期営業利益4億3200万ドル
- PER・実績8.3倍/PBR1.6倍
石炭関連でもうひとつ注目なのが、この「ピーボディ・エナジー(Peabody Energy)」。アメリカ・ミズーリ州に本社を置く企業です。
アメリカとオーストラリアの採掘において、過半数の所有権を持っているというから驚き！
石炭生産企業としてアメリカ国内どころか世界でも指折りの企業として名をはせているんですよ。
引用元：TradingView
過去一か月の直近高値では2022年4月18日が33.29、同じく直近安値では2022年5月12日が19.50となっています(2022年5月18日現在)。
6. EQT(EQT)
引用元：EQT
- NYSE
- 時価総額141億ドル
- 2021年12月期売上高30憶6400万ドル
- 2021年12月期営業利益-13億6000万ドル
- PBR1.7倍
ここからは天然ガスに関連するアメリカ株をご紹介。まずはこの「EQT」です。アメリカ・ペンシルバニア州に本社を置き、天然ガスなどを手掛けている企業ですね。
天然ガス生産企業としてはアメリカで最大規模であり、アパラチア盆地などで開発を進めています。
また2021年には同業であるアルタ・リソーシズを買収したことでも話題。これにより天然ガス生産量なども大幅増となり、今後さらなる増収も期待できるでしょう。
引用元：TradingView
過去一か月の直近高値では2022年4月18日が45.50、同じく直近安値では2022年5月10日が34.62となっています(2022年5月18日現在)。
7. アンテロ・リソーシズ(AR)
引用元：Antero Resources
- NYSE
- 時価総額100億ドル
- 2021年12月期売上高65憶900万ドル
- 2021年12月期営業利益2300万ドル
- PBR1.8倍
天然ガス関連銘柄として、日本でも話題になっているのが「アンテロ・リソーシズ(Antero Resources)」。
アメリカ・コロラド州に本社を置く企業であり、石油・天然ガス会社ですね。そのため石油関連の銘柄としてもダブルで注目ですよ。
アパラチア盆地において、天然ガスや天然ガス液、石油の探索や開発などを行っています。
引用元：TradingView
過去一か月の直近高値では2022年5月5日が39.24、同じく直近安値では2022年4月25日が30.85となっています(2022年5月18日現在)。
8. ゴラールLNG(GLNG)
引用元：Golar LNG
- NASDAQ
「ゴラールLNG(Golar LNG)」はバミューダ籍の海運持株会社。LNG分野で有名な企業ですね。
LNG運搬船や浮体式貯蔵再ガス化設備といった買収や運営、チャーターなどを行っていますが、注目すべきはその技術力。
というのも同社は、まず船上で天然ガスを液化し輸出。さらに船上で天然ガスへと再ガス化できるんですよ。
引用元：TradingView
過去一か月の直近高値では2022年4月18日が26.37、同じく直近安値では2022年5月12日が20.84となっています(2022年5月18日現在)。
9. ニュースケール・パワー(SMR)
引用元：NuScale Power
- NYSE
最後にご紹介するのは、原子力関連の銘柄。まずはこの「ニュースケール・パワー(NuScale Power)」です。
アメリカ・オレゴン州に本社を置く企業で、近年何かと話題の小型モジュール式原子炉の開発を手掛けているんですよ。
小型モジュール式原子炉は安全性が高く、脱炭素の切り札としても注目を浴びていますから、今後の動向に期待が高まりますね。
引用元：TradingView
過去一か月の直近高値では2022年4月18日が11.17、同じく直近安値では2022年5月12日が9.31となっています(2022年5月18日現在)。
10. セントルース・エナジー(LEU)
引用元：Centrus Energy
- NYSE American
- 時価総額308百万ドル
- 2021年12月期売上高2憶9800万ドル
- 2021年12月期営業利益6800万ドル
- PER・実績1.8倍
「セントルース・エナジー(Centrus Energy)」は、アメリカ・メリーランド州に本社を置く企業。原子力産業に向けた核燃料・サービスを提供しています。
簡単にいうと、原子力に欠かせない低濃縮ウランなどを手掛けている企業ってことですね。
またほかに製造・エンジニアリング・イノベーション事業も展開しており、ウラン濃縮遠心分離機の設計や製造なども行っています。
引用元：TradingView
過去一か月の直近高値では2022年4月21日が36.74、同じく直近安値では2022年5月12日が17.36となっています(2022年5月18日現在)。
アメリカ株はエネルギー関連があつい！
今回は、石油・石炭・天然ガス・原子力に関連するアメリカ株についてご紹介してきました。
今回ピックアップしたのはほんの一部ですが、チャート画像を見てみてもエネルギー関連は上昇しているものが多い傾向ですよね。
アメリカ株は日本国内の投資家においても注目度の高い分野なので、ぜひみなさんもこの機会にチェックしてみてください。
