「なぜ私の転職がうまくいかないのか?」
転職を意識した時に、成功よりも失敗した場合も深く考えてしまうのは女性だからこそです。さすがに転職経験者の女友達に聞くわけにもいかず、悩む人は少なくありません。
ここでは、20代女性の中でも転職がうまくいかない人の特徴を5つのケースで紹介します。具体例も交えて説明するため、「まさに自分に当てはまる!」、「この特徴は、同僚の◯◯さんぽいなぁ」など自分や身近な人に置き換えると理解しやすいはずです。
目次
転職がうまくいかない20代女性の特徴
では、20代女性の中でも転職がうまくいかない人にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、5つの特徴から紹介します。
1. 考えをうまく伝えられない人
転職がうまくいかない20代女性の特徴の1つ目は、「自分の思いや考えがうまく伝えられない人」です。
このケースでは、以下のような人が特徴として挙げられます。
- 話の要点がぼんやりしている人
- 結論を先に話せない人
- 自分だけがわかる言葉や略称を使う人
転職面接では、「短時間で自分の魅力をどれだけ伝えられるか」が大切となってきます。とくに女性の場合には、自分の思いや気持ちが先行し、相手の意図に沿わない会話や回答をしてしまうケースがあります。
この特徴をもつ人は、「まず自分の中で伝えたい内容を整理してから、話しはじめること」を日々の生活から心がけましょう。
2. なんだかんだで人のせいにする人
転職がうまくいかない20代女性の特徴の2つ目は、「ミスやトラブルを誰かのせいにする人」です。
このケースでは、以下のような人が特徴として挙げられます。
- 自分のミスを環境や周囲のせいにする
- ミスやトラブルを自分ごとに捉えない
- 会話の中に「言い訳」や「自分は悪くない」という主張がある人
こうした人は、「会社が悪い」や「環境が悪い」ということを理由に転職活動を進めていきます。
大抵は「周囲が悪い」という主張だけで終わらせてしまうため、面接の印象によっては「職場をかき乱すトラブルメーカーになるかもしれない」という不安を持たれかねません。
対策としては、自己分析や環境分析をしっかりした上で、「同じ状況を招かないために、次は〇〇のような行動を心がけている」など「自分ごと」として問題を捉えていく必要があります。
3. 「自分なんて・・・」と謙虚すぎる人
転職がうまくいかない20代女性の特徴の3つ目は、「謙虚すぎる人」です。
- 「自分の仕事なんて」と卑下する人
- 仕事内容を褒めても、素直に評価を受け止められない
- 失敗をする度に「すみません、すみません」しか言えなくなってしまう人
「謙虚な姿勢」と見えるかもしれませんが、何事も加減が大切です。
あまりにも自分を卑下されすぎると、「仕事を任せても本当に大丈夫かな?」と逆に心配になります。性格もあるかと思いますが、女性の方が男性よりも「自分を卑下した発言」をしやすいようです。
こうした人は、まず「自分に自信をもつこと」が大切です。自分がどのような仕事を行ってきたのかを書き出してみましょう。
自信は一朝一夕では培われませんが、これまでの成果や行動を可視化することで「思ったよりも経験を重ねていた」と実感できます。
また「過度な卑下は周囲に気を遣わせてしまっている」ということを自覚することも、自分が変わるためには必要です。
4. 能力の押し売り感が半端ない人
転職がうまくいかない20代女性の特徴の4つ目は、「自分の能力を過信し過ぎている人」です。
このケースでは、以下のような人が特徴として挙げられます。
- 何かにつけて「自分の成果」を強調する人
- 「自分がいるから職場」は回っているというアピールが強い人
- 自分の能力を強調するために、周囲のことを下に見ている人
こうした人は転職時のアピールを間違えると、「自己中心的な仕事をする人」という印象を持たれる可能性があります。見せたい印象とは違う見られ方をされてしまうのです。
また自分に自信があるからこそ、要望に対しても相手のことを考えず強気に言い過ぎてしまう場合があります。そのため先方からは、「能力と要望の押し売り」をされてると見られてしまうケースも少なくありません。
能力のアピールはもちろん大切なのですが、こうしたケースでは部署やチーム内での連携もきちんと出来ることを伝える必要があります。
「自分の仕事をきっちりとこなした上で、連携も出来る」、「状況によっては、譲歩することも考えている」など相手に歩み寄る姿勢を伝えることで印象はガラリと変わるはずです。
5. すぐに辞めそうな雰囲気が漂う人
転職がうまくいかない20代女性の特徴の5つ目は、「転職をしてもすぐに辞めてしまいそうな人」です。
このケースでは、以下のような人が特徴として挙げられます。
- 面接時に「条件」の話しかしない人
- 「仕事」に対して熱意が感じられない人
- 結婚や子育ての話しかしない人
「仕事内容ではなく、ライフプランの話ばかりする人」は、転職先から「ライフプランのことしか考えていないかな?」と勘違いされてしまいます。これでは企業が雇うメリットを感じてくれません。
もちろん女性としてのライフプランを考えた時に、結婚や子育てに重きを置いて職場を選択するのは大切です。しかしライフプランと仕事のバランスが取れなくては、継続的に勤務することが難しいのではないでしょうか。
そのため、ライフプランに対する要望はもちろんですが、仕事に対する意欲や熱意もしっかりとアピールしていく必要があります。
転職をうまく進めるために出来ることは?
「転職がうまくいかない人」にならないためにどのような対策が取れるのでしょうか。ここでは3つの方法を紹介します。
1. 自分のことを客観視する
まず実践して欲しいことは、「客観的に自分の現状を見ること」です。日頃から感情や直感で行動しやすい人は、自分の状況を一歩引いて見るだけでも見え方が変わってきます。
この機会に、自分の気持ちや感情によって状況を本能的に判断するのではなく、感情を入れずに、状況だけを見て判断する練習をオススメします。
2. 必要な情報は自分から調べる
転職における情報を口コミや経験者の情報だけを鵜呑みにしてしまう人が少なくありません。中には、ネガティブな情報を聞いただけで「転職をはじめる前から諦めてしまう人」もいるぐらいです。
転職は自分の責任で進めていく必要があるため、何が起こっても誰かのせいには出来ません。まずは企業の公式情報や転職エージェントなどを利用して自分から情報を集めていく必要があります。
3. 感情的にならず、一歩引いた視点で見ることを意識する
気持ちのコントロールが苦手な女性も少なくないと思いますが、焦った時ほど感情的にならないことが大切です。
気持ちが焦った時や感情の高ぶりを感じた時は、「自分は今、感情の波が荒れている」と一歩引いた視点で見ると感情を少しずつ制御出来るようになります。
まとめ
転職がうまくいかない20代女性の特徴とその対策について紹介しました。現状を客観視することで、自分の状態を正しく認識することが出来ます。
転職を検討するにしても、同じ環境で成果を出し続けるにしても、自分の状態をコントロールすることが大切なことに代わりはありません。