転職する時間がない人に!効率よく成功させるポイントまとめ

『仕事が忙しくて転職活動する時間なんてないよ』

こんな事を思っていませんか?

仕事が忙しくて疲れているのに、そこから転職活動する気力がない。また残業が多い会社に勤めている場合は、平日に面接に行くなんて物理的に難しい。

さまざまな事情があると思います。しかし、できない理由をならべては現状は何もかわりません。

ただし時間に余裕がないことも事実です。

そこで今回は効率よく、あまり時間をかけないで転職を成功させるためのポイントを紹介します。

在籍したまま?退職してから転職活動をする

時間がないほど忙しい方の場合は、

・在職したまま転職活動
・退職してから転職活動

2つのどちらかで、転職をすることになります。

退職してからの転職活動は、時間がとれるというメリットがある一方で、長びいてしまった場合の経済的リスクがあります。

在職したまま転職活動をされるのが一般的ですので、『本当に、労働時間が長すぎてムリ。』じゃなければ時間を捻出し、転職活動をスタートするのがオススメです。

ちなみに筆者の友人は、退職してから転職活動をし、無事に内定をもらっていました。残業時間が100時間をよゆうで超え、体育会系の企業企業でどうしても在職しながらムリだったからとのこと。

※リンク:ブラック企業から転職活動を成功させるために

転職の流れと期間はどれぐらい

転職を効率よくすすめるポイントを紹介する前に、まずは転職の流れと期間についてみていきましょう。全体のスケジュールと時間軸を知らないと始まりませんからね。

転職の流れ

  1. 自己分析
  2. 情報収集(企業研究など)
  3. 書類準備
  4. 応募・面接
  5. 内定
  6. 退職

この6つのSTEPにわけられます。初めて転職活動される方も、学生の時の就職活動でなんとなくイメージはつくと思います。

※リンク:職種が違う転職活動をする場合
※リンク:業界が違う転職活動をする場合

 

20代の転職活動の期間

大手人材会社のエン・ジャパンの調査からみてみましょう。20代では約8割が、転職活動期間は約3ヶ月以内の結果となっています。(※内定をもらうまでの期間です。)

 

ちなみに退職してからの転職活動でも、内定をもらうまでの期間はほとんど同じですね。

転職で時間がかかって失敗する3つのケース

忙しくて時間がないなら、失敗パターンから学びましょう。よくある失敗を避けることは、結果的に転職活動の期間の短縮につながりますからね。

自己分析ができていない

1つ目は、自己分析ができていないからです。あなたが自分のこともちゃんとわかっていないと、採用担当者も見抜くので、内定まで結びつかない確率が高いです。

それに、自分のことがよくわからないまま内定をもらっても、転職は成功したとは言い切れないと思います。

『なぜ転職しようと思ったのですか?』
『どういうキャリアを歩みたいですか?』

このような質問は面接でされますよ。自分自身のことが話せないと、いくら応募・面接しても良い結果が得られずに、時間だけがすぎていきます。

想定以上の面接を受ける

2つ目は面接で落とされ続け、想定以上の会社に応募・面接をうけることです。当たり前ですが、2,3社に絞り、面接回数が少ない方が、転職活動の期間は長引きません。

とくに面接のスケジュール調整は、有給取得や定時での帰宅が難しい人にとって、頭を悩ませる問題です。

ここでスケジュールがあわずに、ずるずると転職活動期間が伸びてしまうと、負のスパイラルに陥ります。

忙しくて時間がとれず、だらだらしてしまう

3つ目が、忙しくて時間がとれないというものです。

けっこう一番多いんじゃないでしょうか。

『転職したい!転職しなきゃ!』と思いつつも、仕事も忙しいし、終わったら疲れているからそのまま、重い腰をあげずにいる状態ですね。

ただ1年、3年、5年もずるずると過ぎてしまったら、『あの時やっておけばなぁ』と後悔してしまうかもしれませんね。

どこかでふんぎりをつけて、重い腰をあげて、やりきりましょう。

効率よく転職をする6つのポイント

転職の流れや期間、そして失敗するパターンについてみてきました!

それではここから、効率よく転職をすすめるためのポイントを紹介していきます。

1. 自己分析と実績棚卸しはマニュアルを使おう

失敗パターンであったように、自己分析ができていないと、面接でうまくいかず結果として時間がかかるリスクがあります。

『そんなのわかってるよ。』
『どうやればいいのかが大事だろ。』
『学生時代と違いはあるの?』

こんなことを考えますよね。

そこで、マニュアル(フレームワーク)を使うのです。そこに当てはめる形で自分の考えを整理していけばいいんです。

何もない状態でスタートするよりも、「ここがポイントでこういう風にやるんですよ。」という状態の方が時間もかかりません。

もしあなたが、会社の先輩や上司から何も説明もされずに、仕事だけわたされても困りますよね?それと同じです。

そこで今回は用意しました!これにそって自分の考えを整理しましょう。

最初から完璧にする必要はありません。

ある程度は整理をすることで、転職エージェントからのフィードバックの効果も高くなるし、スムーズにすすめられます。そこまでまずはできれば十分です。

あと学生時代との違いは、仕事での実績を整理する必要があります。第二新卒の転職の場合は、プロセスや仕事の取り組む姿勢も評価されます。

採用担当の本音を知ろう!第二新卒が転職で成功するポイント

2. 求人が多くなる時期に転職を検討

2つ目のポイントは、企業の採用が多くなる時期に転職活動を検討しましょう。

理由は簡単で、採用される人数が増多ければ、面接を受ける側の方が有利になるからです。

・内定・採用の確率アップ
・給与条件がアップ

採用する側も、ある程度は人材を獲得しなければいけませんからね。

ただし、わざわざこの時期に必ずあわせる必要もありません。というのも2018年現在で、企業は人材不足が顕著になってきており、人材不足で倒産する企業もでてきているほどですから。

『だったら別にいつでもいいじゃん。』って思うかもしれませんが、知っておいて損はありません。

■転職に有利な時期
・1〜3月、7〜9月

■できれば避けたい時期
・4月,12月

3. 転職エージェントは必ず登録

3つ目のポイントは、転職エージェントへの登録です。これは登録するかどうかで、大きな差がでます。

・自己分析への客観的な意見
・企業、業界情報がもらえる
・面接日程の調整
・内定から退職までのフォロー

これだけのメリットがあります。しかも無料。絶対に利用しましょう。

エージェントは、あなたが転職が決まれば報酬がもらえます。そのため、不必要に気を使う必要はありません。

失敗しない!20代が使うべき転職サイト7社の特徴比較

4. 企業・業界研究はエージェントにも手伝ってもらう

4つ目は、企業・業界研究はエージェントに手伝ってもらいましょう。とくに転職エージェントは、採用予定の企業からどういう人材を採用したいのか、どういうことが課題なのかを把握しています。

一般にはない情報も知っている可能性があるので、調べて気になっている企業については聞いてみましょう。

5 . 在職中に面接時間を捻出する

5つ目は、面接時間をどうやって捻出するかです。忙しい人にとっては最大の難関と言えるかもしません。

この場合はお願いし、頑張ってスケジュールを調整するしかありません。

・平日朝、夜の時間帯
・土日での面接

いくつかの候補日とあわせて、上記のような日程は可能なのかも聞いてみましょう。採用担当者も企業で働いています。忙しくて調整が難しいのも、理解していると思います。

ただし、あくまで謙虚な姿勢で、相手のスケジュールも最大限考慮するのは忘れないで下さい。

あなたが採用担当者だった場合に、候補者から当たり前のように「平日は20〜21時以降でお願いできませんか?」と言われれば、「なんでそんな遅くまで働かなきゃいけないんだよ」と思うかもしれませんよね。

そういった印象は、面接でも合否に関わってきます。

※リンク:面接に行く時間をつくるのは大変だった?
※面接地が遠い場合はみんなどおしてるの?

6. 内定から退職の落とし穴は気をつけよう

さて無事に内定をもらって、あなたも満足してその企業に転職する気です。しかしここで最後の難関があります。

上司による引き止めです。

『今やめられるとみんなが困る。』
『転職しても、君のためにならない』
『不満な部分は改善する』

こんな言葉を言われると、人によってはそれなら……と考え直す人もいますからね。

報告は必ず必要ですが、ここで自分の意思を曲げてはダメです。

もし色々と上司に言われて思いとどまった時は、「自分の人生をこの上司のせいにしないか?後悔しないか?」と考えてください。

説得されて転職はやめたけど、結局何もかわらないなんてことはあります。その時に、上司の責任にしないか、後悔しないか。

※リンク:内定でても油断するな!上司の引き止めをかわす方法

退職後に転職をする場合でも在職中から準備を

ここまでは時間がない場合の、効率よく転職をすすめるためのポイントをまとめてきました。

しかし上述したように、どうしても在職したままでは不可能だ……!という方もいますよね。そんな方のために、退職後に転職をスムーズにできるように、面接までのステップを在職中にとりかかりましょう。

エージェントと会って、相談する段階まですすめれば、退職してから面接スタートとなるので、かなり時間を短縮できます。

実際に筆者は退職後に、転職活動をした経験があります。こちらにその時のことについて書いています。

退職後に転職スタート。20代の僕が準備した事&アドバイス

※ブラック企業に勤めながら転職活動を成功させるために

スケジュールを決めてやりきろう

忙しいとなかなか転職活動はすすめづらいですよね。ただ自分の人生において仕事はとても大事。

いつまでも忙しさを言い訳にして現状を変えないよりも、期限をきめてやる時はやりましょう。