仕事の相談ができない…原因から対処方法まで徹底解説!

「仕事が上手くいかない」「パワハラを受けてつらい」などなど、働いていれば起こりうるいろんな悩み。そんな悩みを抱えたとき、どうしていますか?

誰かに相談するのが一番ですが、なかには「仕事の相談ができない…」とひとりで抱え込んでいる人も多いんじゃないでしょうか。

そこで今回は、社会人が仕事に抱える悩みから相談できない理由、そして相談できない人の対処方法までご紹介。ぜひ参考にしながら、より働きやすい環境を目指しましょう。

社会人が仕事に抱える悩みとは?

そもそも社会人が抱える悩みにはどんなことがあるのか。まずは仕事の悩みで多く挙げられる4つをご紹介していきます。

1. 仕事がうまくいかない

社会人の代表的な悩みといえば、やっぱり仕事そのものに対する悩み。「思うように進まない」「失敗やミスばかりしてしまう…」など、これだけでもたくさんの悩みがあります。

またほかにも、「頑張っても評価されない」「責任のある仕事を任せてもらえない」などなど、仕事の悩みと一口に言っても、十人十色でしょう。

とはいえ社会人にとって、働く時間は人生の大多数を占めているので、この仕事がうまくいかないとストレスになりかねません。

2. 人間関係が難しい

年齢や性別の違う大勢の人間が一緒に働くのが企業です。そのため当然、人間関係の合う合わないもでてくるはず。「なんとなく付き合いにくい」と思う相手もいれば、「一緒に働いてて楽しい」って人もいますよね。

とはいえウマが合わないのはかなりのストレス。綿密なコミュニケーションが必要な職場ではとくに大きな問題となるでしょう。

また逆のパターンで、自分自身が同僚や上司から敬遠されたり、仲良くしてもらえないってケースも多く、人間関係の悩みは尽きません。

3. ハラスメント被害を受けてる

悩みのなかでもかなり深刻なのが、このハラスメントについて。セクハラやパワハラなどいろいろありますが、いずれも悩みが長期化しやすく、自分ひとりではなかなか解決しにくいのが特徴です。

またこうしたハラスメント被害を受けている場合、精神的に追い詰められるのも特徴。余裕がなくなり正常な判断が難しくなるケースも多いでしょう。

早め早めの相談ができないと、最悪の場合うつ病などの精神疾患になる可能性もあります。

4. もう辞めたい!転職したい!

社会人として働いていると仕事がつらくてイヤになることってありますよね。ほかにも、キャリアアップを目指したり、退職や転職を考える機会もあるはずです。

しかし社会人にとって、勤めている会社を辞めることは大問題。人生を左右するような大きな問題なので、「辞めたあとどうしよう」「転職は成功するだろうか」などと悩みも増えてしまうでしょう。

仕事の相談ができない理由はなに?5パターン

いろんな悩みを抱えているのに、ではなぜ相談ができないのか。

そこでお次は、仕事の相談ができない5つのパターンをご紹介。自分に当てはまっているものがないか、チェックしてみてくださいね。

1. 怒られるのが怖い

仕事の相談をできない理由の大きな原因のひとつが、怒られることへの恐怖です。

わからないことを聞いたとき、やり方について質問したときに、「そんなこともわからないの?」「今忙しいんだけど!」と怒られたり冷たくあしらわれたら、誰だって嫌になりますよね。

過去にこういった経験のある人ほど人に相談をしにくく、ひとりで抱え込んでしまいがち。結果として失敗を恐れたり、さらなる悩みを増やしてしまうでしょう。

2. 悩みを知られるのが恥ずかしい

自分では意識していなくても、人それぞれプライドはあるもの。「こんなことで悩んでるなんて知られたくない」「馬鹿にされるんじゃないか」などなど、知らず知らずのうちに心を閉ざしてる人も多いです。

またこういった人の場合は、周囲に対して疑心暗鬼に陥っているケースも多いので、同僚や上司を信頼できず、相談できなくなってしまうでしょう。

3. 相手を信頼できない

信頼できる同僚や上司がいない場合、当然ながら相談できませんよね。

信頼できない理由についてはいろいろありますが、上記のように自分自身が疑心暗鬼に陥っているケースから、相手に問題のあるケースまでさまざま

とくに相手に問題のあるケースでは、普段から他人の悪口を言っている人や口の軽い人など、「相談したら自分も陰口を言われそう」「みんなに悩みを言いふらされるかも」といった不安から相談できなくなってしまいます。

4. 職場で相談できる内容じゃない

これはとくに、退職や転職に関する相談内容の場合が多いです。会社を辞めるわけですから、会社の人に相談しにくいのは当然かもしれません。

自分ひとりだけ辞めることへの後ろめたさ、会社への裏切り感など、自分が悪いわけではなくてもなんとなく自己嫌悪したり、ひとりで抱え込んでしまいがちです。

またほかにもブラック企業のような職場の場合、賃金や勤務時間についての悩みなど、職場での相談がしにくいでしょう。

5. そもそも相談できる相手がいない

これにはいろんなケースがありますが、たとえば相談すべき相手が加害者の場合、相談できません。

簡単に言うと、本来なら相談に乗る立場の上司からパワハラやセクハラを受けている場合ですね。相談相手が加害者なわけですから、当然ながら相談なんてできるはずがありませんよね。

またほかにも、少人数の職場の場合。たとえばシフト制の店舗販売スタッフの場合、相談できる同僚が身近にいないケースも多いです。

仕事の相談ができない人の対処方法4つ

ここまで社会人の抱える悩みから相談できないケースまでご紹介してきましたが、一番気になるのは「じゃあどうすれば相談できるの?」ってことですよね。

そこで最後に、仕事の相談ができない人の対処方法を4つご紹介。自分に合ったものを選んで、悩みや疑問の早期解決を目指しましょう!

1. 叱責や恥を恐れない

仕事の相談ができない原因が自分自身にある場合、まずは叱責に対する恐怖や恥ずかしさを忘れましょう

仕事をするうえで相談することは、決して恥ずかしいことではありません。それよりも疑問や悩みを抱えたまま働き続けるほうが、よほど問題です

業務に対してわからないことがあったり、人間関係で悩むことは、誰しも多かれ少なかれあるもの。きっと周りも親身になって相談にのってくれるはずですよ。

2. 家族や友人に相談する

同僚や上司が信頼できないといった場合、家族や親しい友人に相談してみるのもおすすめ。たとえば退職や転職に関するような職場ではなかなか相談しにくい内容でも、気心の知れた家族や友人であれば安心して相談できるはずです。

また職場に関係ない第三者だからこそ、問題を的確に見抜いてくれることも。問題の原因や解決策など、外部の人間だからこそわかることもありますし、親しいぶん親身なアドバイスが受けられるでしょう。

3. 相談窓口に相談する

パワハラやセクハラといったハラスメントを受けている場合、自分ひとりで悩んだり親しい人に相談するだけでは根本的な解決にはなりません。

そのため社内に設けられた相談窓口や、厚生労働省から業務委託を受けて運営されている相談窓口「労働条件相談ほっとライン」などに相談するのがおすすめです。

とくにこの「労働条件相談ほっとライン」では、ハラスメント被害に対応している専門窓口の案内もしてくれるんですよ!ほかにも賃金や勤務時間の問題といった、いわゆるブラック企業問題にも対応しているので、働く人の強い味方といえるでしょう。

4. 外部のサービスもアリ

それでも「誰にも相談できない」「でも誰かに聞いてほしくて苦しい」ってときもあるでしょう。そんなときは、外部のサービスを使ってみるのもアリ。

たとえばLINEが運営している「トーク占い」の場合、チャットや電話を通じて仕事運なんかを占ってもらえるんですよ。

占いなので問題解決には不向きですが、ちょっとした仕事の悩みや今後仕事とどう向き合うべきかといった悩みにはぴったりでしょう。

問題の早期解決を目指して

今回は仕事の相談ができない人に向けて、原因から対処方法まで詳しくお伝えしてきました。

いろんな仕事の悩みがあるぶん抱え込んでしまいがちですが、ひとりでは限界があるもの。ご紹介した対処方法を参考にして、上手く相談するのが大切です。

楽しく働き続けるためにも頼れるところはどんどん頼って、有意義な毎日を送りましょう。